日本の優良なトイレトレーニング・アイテムは、子供たちはもちろん、ママやパパの強い味方。
海外でのトイレトレーニング方法は、日本とそれほど大差がありません(外出先で遭遇するのけぞるくらい汚いトイレでの対処法をマスターすることを除く)。
ただし、トイレトレーニング・グッズは別の話し。里帰りの時に日本から海外へトイレトレーニング・グッズを持ち帰ったり、日本から送ってもらったりするとかなり助けられます。
ロンドンで相当頑固な娘に手こずり、私は念のためにと持ち込んでいた日本のグッズを大活用しました。その経験から、おススメのトイレトレーニング便利アイテムをご紹介します。
アンパンマンの補助便座
モチベーションがぐっと上がる強い味方。私の娘は「オムツ上等、ムレムレ上等」で頑なにヤル気ゼロでしたが、アンパンマン様さま、この便座で一気にトイレに興味を示しました。
子供の中には便座に座るのが何となく嫌だったり、何となく怖い子もいるので、その壁を取っ払ってくれるアンパンマン様は偉大です。
おまると便座の両用タイプもあります。我が家は「おまる→便座」という1ステップを減らすため、最初から便座のみでトレーニングしました。
音声が出るので、遊び過ぎてトイレに集中できなくならないよう、「音ボタンは、上手にできたら1回押せる」という感じで予め約束をしておくといいと思います。
掲載されている写真は娘が実際に使ったもの。そのほかにも種類が色々あります。興味のある方は、こちらから アンパンマン便座の一覧 を見ることができます。
除菌ウェットティッシュ
補助便座はどうしても汚れるので、さっと除菌できるウェットティッシュがあると便利です。
海外にも除菌タイプのウェットティッシュが売っていますが、量の少ないものが多く、香りがきつかったり無駄に厚手だったりします。荷物に余裕があれば買っておくと便利(家用と携帯用)。トイレ以外でも色々と活躍します。
おでかけ用の補助便座
さすがの日本製。驚くほどコンパクトになり簡単に持ち運べるので、お出かけや旅行の時に重宝します。
お家でのトイレが順調に進んでいても、子供にとってお外のトイレは緊張しがち。外出前に携帯用の補助便座を何度か家でも使って慣らしておくと、お外のトイレもハードルが低くなると思います。
上記のような除菌ウェットティッシュを一緒に携帯すると、使い終わった後の片づけが楽です。
興味のある方は、こちらのサイトから 補助便座の詳細 の詳細を見ることができます。こんなに小さくなる便座、ロンドンには売っていなかった!
ごほうびシール
これも、「オムツ♡ラブ」の娘をトイレに誘い込むために活用したアイテムの1つ。
シールと一緒に台紙も入っているので、台紙にリボンをくっつけてトイレの壁にかけておきました。
貼る枚数はあらかじめ決めておいて、便座に座ったら1個、小さいのができたら1個、大きいのができたら1個など、段階に応じて調節しました。
パパにも「できたよシール」を貼った台紙を見せて、家じゅうで大いに褒めまくるのもポイントです。
トレパン
濡れて気持ち悪いけど漏れない。この機能がそろったトレパンを海外で見つけるのは難しいと思います。
ロンドンには、この機能がついたトレパンはありませんでした。現地で売っていた「トレパン」オムツは、名前だけ(どこがトレーニングだったのか、いまだに謎)。普通のオムツなので、しっかり吸収、サラサラで気持ち悪くありません。そこで代替案として廉価オムツで気持ち悪い感を演出しようと試したら、横から漏れたりかぶれたりと踏んだり蹴ったりでした。
肌ざわりムレムレだけどしっかり吸収!この優等生な嫌がらせ機能は、高い技術力を誇る日本ならでは。荷物に余裕があれば、ぜひ日本で買うことをおススメします。
興味のある方は、こちらから 色々なサイズの卒業パンツ を見ることができます。
トレーニングパンツ
これは個人的には使いませんでしたが、周りで活用しているお友だちがかなりいました。
海外にも類似品はありますが、着け心地がよく子供の胸にキュンとくるキャラクター・パンツは、日本の方が種類も多く選択肢が広いです。
興味のある方は、こちら 男の子用と女の子用のトレーニングパンツ一覧 で色々な種類を見ることができます。
トイレがテーマの絵本
おむつを外してトイレを練習する子供にとって、トイレは未知の物体。トイレトレーニングを始める前から、コンセプトの導入としてトイレをテーマとした絵本は良いと思います。
当然ながら、日本語の本は日本で買うのが一番なので、このリストに加えました。
私の娘は、トレーニングを始めたら、家に数冊あったトイレ関係の本をとても読みたがりました。だからって、すぐにトイレに移行できたわけではないですが、興味を持ってくれるのも第1歩ということでおススメです。
オムツ卒業は子供の発達状況によって時期も、難易度も変わってきます。頭では分かっていても、親としてはついつい他の子と比べてしまったり、意地になってしまったりと、自分で自分を追い込みそうになってしまうことも。
特に海外では家族やお友だちとも離れているケースが多いため、なるべく親にとって楽な環境を整えてトレーニングに臨むといいと思います。
我が家はかなり大変で思いつめたこともありましたが、私が諦念に至る頃にオムツがとれました。「明けぬ夜は無し、上がらぬ雨は無し」。トレーニング中の皆さん、気長に構えて雨上がりをお迎えくださーい。