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英語絵本を子どもと楽しもう!イギリスで人気の英語絵本6冊

英語の絵本@ぱんたれい

みなさんのお子さんは、英語が好きですか?最近は幼少期からの英語教育も珍しくなくなり、親世代に比べて教材やメソッドのバラエティも本当に豊か。いろいろな方法で幼いころから英語に触れられる機会が増えていますよね。

わが家は住んでいる場所がら子どもの日本語教育に力を注がなければならず、英語教育にかけられるお金も時間も限られています。そこで、お財布にも時計にも負担をかけずに楽しく英語を取り込む方法として活用しているのが、かわいらしいイラストがいっぱいの英語の絵本です。

子どもの外国語アレルギーを避ける方法の1つは、幼いころから外国語を身近に触れさせること。つまり、赤ちゃんの頃から親子で楽しめる英語絵本の読み聞かせはうってつけのアクティビティということになります。

とはいえ、英語の絵本も日本語の絵本のようにピンからキリまで。どんな本を選べばいいのか迷いますよね。そこで、こちらの記事では、ロンドンで子どもたちに人気のある名作(赤ちゃん~未就学児向け)をピックアップして、みなさんと共有したいと思います。ぜひ絵本選びの参考にしてみてくださいね!

選んだ英語絵本の基準

膨大な数に上る英語の絵本の中から、まずは王道中の王道ともいうべきイギリスでのベストセラーをチョイスしました。その中から厳選したのは、いずれも魅力的なキャラクターが際立つもの。その理由は、英語という言語だけでなく英語圏の幼児文化にも触れさせてあげることができるから。

日本の子どもたちにとってのアンパンマンやドラえもんのように、イギリスの子どもが好きな人気キャラクターを絵本から知ることができるので、英語話者と一文化を共有できるというメリットがあります。

ここで取り上げる6冊の絵本は、いずれもロンドンにいたころ現地の人や図書館ですすめられて私が実際に買ったものばかり。赤ちゃんのころから読み始め、英語で生活しなくなった今(4歳)でもよく読んでいる、子どもも親も大好きな本ばかりです。

ほとんどのものは日本語版もかんたんに手に入るので、英語版と両方そろえて読み比べるのも楽しいです。

さあ、1冊ずつ見ていきましょう♪

*紹介する本は、海外に行かなくても日本で入手可能。各絵本のタイトル下にあるイメージをクリックすると、アマゾンのページで詳細を見ることができます。

 

Elmer

『 Elmer 』(エルマー)、David McKee作・画。

グレーの象の群れで1人だけ色が違う象のエルマーのお話し。色彩豊かなイラスト同様、ストーリーもカラッと明るく楽しい絵本。とても人気があり、シリーズでいろいろなお話がでています。娘がロンドンで通った幼稚園(公立)では、1学期の学習テーマにもなっていました。

大多数の「フツウ」の象たちと生きる「異質」な象のエルマーは、多様性や多文化の共生というテーマを考えるにもうってつけの教材です。

絵本には色々な動物が登場するので、読書に合わせて動物園見学をしてみるのも面白いです。また、適当に象の形に切った紙を用意して、自由に色を塗らせて子どもオリジナルのエルマーを作る工作も楽しいです。

和訳は『ぞうのエルマー』。

 

The Gruffalo

『 The Gruffalo 』(ザ・グラッファロー)、Julia Donaldson作、 Axel Scheffler画。

イギリスでこれを置いてない図書館はないという名著中の名著。イギリスの子どもたちには、キャラクターとしても大人気のグラッファローです。

独特のイラストもステキですが、とにかく美しい英語で語られるストーリーが最高。

タイトルにもなっている「グラッファロー」ですが、真の主人公は知恵者の勇敢なネズミ。とんちの天才一休さんを彷彿とさせる、爽快なお話しです。

ちなみに和訳では「グラファロ」と表記されていますが、英語の発音に近いのは「グラッファロー」です。

和訳は『もりでいちばんつよいのは?』。

 

The Very Hungry Caterpillar

『 The Very Hungry Caterpillar 』(ザ・ベリー・ハングリー・キャタピラー)、Eric Carle作・画。

アメリカの絵本作家、エリック・カールの『はらぺこあおむし』は日本でもおなじみ。ロンドンでも知らない子はいない名作で、各国でたくさんの賞を受賞しています。

とにかくアートな絵、シンプルなハッピーエンドのストーリーと、子どもにも大人にも大人気。カラフルなあおむしのヌイグルミや携帯絵本は、現地のベビーカーのアクセサリーとしてもよく見かけます。

食べ物、色、数などの簡単な英単語を教えてあげるのにも活用できるほか、あおむしが蝶々になるという自然観察と連動させてみるのも楽しいです。

和訳は『はらぺこあおむし』。

 

Mr. Men

『 Mr. Men 』(ミスター・メン)、Roger Hargreaves作、画。

日本の幼児雑誌でもおなじみのミスターメン。

原作は、シンプルな絵シンプルなストーリーの小さな絵本シリーズです。個性豊かなたくさんのキャラクターがいて、1冊ごとに各キャラクターがメインのお話しになっています。

絵本のサイズは薄くて小さいので、旅行やお出かけのときに持っていくのにも便利です。

英語はシンプルな構文ながら、日本の学校では習わなかったような単語がいろいろと出てくるので、親にとっても適度なお勉強になります。

Mr. Men の世界にハマると、子どもも親もコレクションしたくなってしまいます。

日本語版は、ショートストーリー集も出ています。

 

Where the Wild Things Are

『 Where the Wild Things Are 』(ウェア・ザ・ワイルド・シングス・アー)、Maurice Sendak 作・画。

アメリカの絵本作家、モーリス・センダックの世界的なベストセラーです。

独特の絵で描かれたファンタジーの世界とシンプルなストーリーが魅力。どこか懐かしい幼少期に見えていた世界が広がっています。

米国の児童文学賞「コールデコット賞」を受賞した素晴らしい作品。上でおススメした『 Very Hungry Caterpillar 』とともにアメリカの2大クラシックと言える絵本です。

この本を原作とした映画も出ていますが、個人的には絵本の方をダンゼンおススメします。

日本語版は『かいじゅうたちのいるところ』。

How to Catch a Star

『 How to Catch a Star 』(ハウ・トゥ・キャッチ・ア・スター)、Oliver Jeffers作・画。

北アイルランドの現代絵本作家オリバー・ジェファーズの最初の絵本です。独特のタッチのイラスト、子どもの目線がかわいいシンプルなストーリーに思わずにっこりとしてしまう1冊です。

ジェファーズは新世代のクラシックとして注目を浴びている作家。彼の絵本には、思わず抱きしめたくなるような子どもの可愛さが凝縮されています。

このほかにも映画化された『 Lost and Found 』など、ステキな絵本を出しています。

日本語版は『みつけたよ、ぼくだけのほし』。

 

まとめ

絵本は素晴らしいおもちゃであり、教材。赤ちゃんの頃から子どもの成長に合わせて長く使えるだけでなく、大切にとっておけば幼少期の思い出がぎゅっと詰まった宝物にもなります。

あなたのお気に入りの1冊が見つかりますように。そして、親子で一緒に英語を楽しみながら、絵本の楽しい世界を冒険してくださいね♪

おしまい

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