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ロンドン幼稚園体験レビュー(私立編)

 

nursery@ぱんたれい

ロンドンの幼稚園情報は色々ありますが、実際の体験談は具体的イメージを膨らませるのに役に立つと思うので、我が家のケースをご紹介します。

娘はロンドンで2つの幼稚園に通いました。

  1. 私立幼稚園(2歳5か月~3歳1か月)
  2. 続いて公立小学校付属幼稚園(3歳2か月~3歳4か月)

どちらの幼稚園でも人に恵まれて、親子とも本当にいい経験を重ねることができました。

このページでは初めて通った私立幼稚園の様子をご紹介します。

 

ロンドン私立幼稚園のルポ

私立の幼稚園に通った期間は、公立幼稚園に入れる年齢になるまでの6か月間。

就学前教育というよりも、

  • 子供が集団生活というものを知ること
  • 母親が自由になる時間を確保すること

が大きな目的でした。

娘の通った私立幼稚園(2歳5か月~3歳1か月)

娘は2歳半少し手前で私立の幼稚園に入りました。お友だちも通っていた自由保育の幼稚園で、日本語を話す先生がいました。

主人も私も2歳児に「お勉強」させる気はなかったので、

  • 娘がお友だちを作って楽しく遊ぶ場所
  • それによって母である私が安心して自分の時間を持てること

という基準と目的で選びました。

見学に行った際にちょうど定員の空きがあり、希望してすぐに入園することができました。

娘は入園から一度も泣かずに毎日ウキウキと通園し、人生最初の集団生活をとても幸せな環境でスタートしました。

入園するまでの流れ

2015年冬~春 興味のある私立幼稚園と保育園を複数見学

2015年初旬 主人の勤務先の幼稚園補助(Childcare Voucher)申請手続き

2015年春 申し込みと入園

幼稚園にいる時間

午前9時~12時の1日3時間。

週2日~5日を選べる。

お弁当の時間はなし。おやつ(フルーツや牛乳)の時間がある。

費用

1時間あたり8€程度。1日(3時間)あたり約25€。

(主人の勤務先からChildcare Voucherによる補助あり)

学んだこと

この幼稚園は、娘が「ママのいない場所でも安心して遊べる」ことを学んだ場所です。

優しい先生、自由でのびのびと遊べる環境、先生の数の多さなど、親子とも安心できる環境でした。

特に2歳半で母国語でさえことばがまだ出ない時期、信頼できる幼稚園に預けることはとても大切だと思います。

また、入園当初はおむつをしていた娘ですが、夏休み中に家でおむつを外す訓練をしました。休み明けの新学期は先生方から「お外でもトイレに行ける」こと、そして「子供用便座なしでも用を足せる」ことを教えてもらいました。

カリキュラム

カリキュラムは大まかに組まれていました。週ごとに学びのテーマ(アルファベットのB、数字の5、クリスマス、など)が幼稚園入口のボードに貼りだされていましたが、学期を通してのシラバスのようなものは用意されていませんでした。3歳になると学習項目が多くなり、スペイン語などの外国語などを学ぶ時間も設けられていたようです。

個々の子供たちの成長記録もつけられていて親に渡されますが、かなり大まかな印象を受けました。退園時には、次の幼稚園への引継ぎ資料として娘の成長記録の原本をいただけました。

自由保育を掲げる幼稚園なので、基本的に子供たちは室内外で自由に遊び、みんなと一緒に過ごす時間としてお歌とご本の時間が毎日30分ほど設けられていました。工作をたくさんしていたようで、色々な作品を持ち帰ってきていました。

また、幼稚園のマスコットとなっているテディベアが2つあり、「おりこうさん」だった園児が週末などにお家に連れて帰るというルーティーンがありました。共有するものを大切に借りて返す、友達をもてなす、ということを楽しく学べる機会でした。テディベアには日記がついていて、子供たちがテディベアと何をしたか両親が記録を残していました。

主な行事

    • 園庭でピクニック
    • イースターのエッグハント(園庭)
    • 授業参観のようなオープン・デイ
    • クリスマスの発表会

小規模ながらも「特別な日」の設定があり、親子とも楽しめました。

続いては、公立幼稚園のレポートです。

 

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