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ウィンブルドンのテニス選手権を観に行って驚いたこと

ウィンブルドン選手権2@ぱんたれい

こんにちは。

夏の風物詩、テニスの全英オープン(ウィンブルドン選手権)が近づいてきました。

私はテニスで爽やかな汗は流しませんが、子育てをしたウィンブルドンでは冷や汗や脂汗などいろいろな汗を流しました。そして、現地の会場( All England Lawn Tennis and Croquet Club )でウィンブルドン選手権を観戦する機会がありました。

そこで、ウィンブルドン選手権の会場を訪れて驚いたこと、知っていると役立つことをご紹介したいと思います♪

 

 

赤ちゃんや子連れも入場できる

息をのむような緊張感いっぱいのテニスの試合。まさか、その会場に子どもが入れるとは思いもしませんでした。

実際、ウィンブルドン選手権の公式サイトを見ると、混雑した会場は危ないので赤ちゃんや5歳以下の子どもは安全のために連れてこないほうが良い、とアドバイスが載っています。

そのため、小さな子どもがいるからと観戦を断念している方もいるかもしれませんが、実はベビーカーで赤ちゃんや小さな子どもを連れた入場者はかなりいます(私は当時2歳の娘をベビーカーに乗せて入場しました)。比較的すいている選手権前半は、ウィンブルドン近辺に住む子連れのママグループも見かけるほどです。

気を付けたいのは、子どもが観戦できる試合は限られているという点。一部の試合(センターコート、第1、2、3、12、18コート)は5歳未満の子が観ることはできません。また、子どもの入場がOKのコートであっても、観戦時には子どもが騒がないのは最低限のマナーです。

ちなみに、場内はバリアフリーでオムツ交換所もあり、5歳未満の子どもは入場料が無料です。

 

テニスコートがいっぱいある

ウィンブルドン選手権4@ぱんたれい

競技場内にはいくつかのコートがあると思っていましたが、まさか合計で20面もあるとは想像もしていませんでした。試合の多い選手権前半には、10面ほどのコートで同時に試合が行われています。

コートの種類は大きく2つに分かれ、ビッグ・マッチが行われる有料コートと入場券だけで観られるコートがあります。

有料のショー・コートは試合の重要度が高い順に、

  • センター・コート( Centre Court )
  • 第1コート( No.1 Court )
  • 第2コート( No.2 Court )
  • 第3コート( No.3 Court )

と続き、この4コートでの試合を観戦するには専用のチケットが必要になります(第3コートの試合は、無料で見られる自由席も有り)。

逆に、No.4~No.19までのコートで開かれる試合は、入場券のみで観戦することができます。

テニスウェアはかたくなに白一色!

ウィンブルドン選手権5@ぱんたれい

ウィンブルドン選手権は、世界4大テニス選手権の中で最も歴史の長い選手権。そのため、伝統を重んじるチャンピオンシップとしても有名です。

その中でも有名なのが、とても厳しい白一色のドレスコード。

会場で実際に見たのは真っ白なウェアに身を包んだ選手ばかりでしたが、過去にはマルティナ・ナブラチロワの青いライン入り白スカートや、ロジャー・フェデラーの靴底がオレンジ色の白いテニスシューズなどが問題になったこともあります。

ちなみに、白と規定したそもそもの理由は。洋服ににじむ汗が競技にそぐわず見苦しいとされ、なるべく汗による色の変化がない白のウェア着用が義務となりました。

エライ人
一般観戦客のドレスコードはスマート・カジュアルです。

 

当日券を求める人の行列がすごい

ウィンブルドン選手権は事前販売しているチケットのほかに、試合当日にも一定数のチケットを売り出しています。

当日券を求める人は多く、早朝からウィンブルドン・パークにできる列に並んで早いもの順でチケットを入手します。

人気の試合を狙って並ぶ人は、未明からテントを張って徹夜で並ぶほど。ビッグ・マッチのある日は色とりどりのテントが並び、チケットを求める人の列もかなり長くなります。

 

実は入場料はかなり安い

ウィンブルドン選手権10@ぱんたれい

インターネットでウィンブルドン選手権のチケットを探すと、10万円を超えるようなずいぶんと高額なチケットも普通に出回っています。

ぱんた
貧乏人には手の届かないウィンブルドン……シクシク。

と思ってしまいそうですが、そんなことはありません。公式サイトが公開している料金*は、かなり手頃。特に入場料は安く、2017年度は8~25ポンド(約1200~3500円)*です。

別途観覧チケットが必要になる重要な試合もありますが、

  • とりあえず競技場に入場
  • 無料となっているコートの試合を観戦
  • 雰囲気を楽しむ

といった目的がメインであれば、当日販売される入場券がダンゼンお得です。幼い子連れの場合も、こちらがおすすめです。

本当に最低限の経験ということでちょっと会場を覗きたいだけなら、夕方5時以降の入場券(5~14ポンド程度)でも十分です。

*参照ソースは、ウィンブルドン選手権の公式サイト。円換算は、20217年6月時点での目安です。

 

当日入場券はカード払い不可

カード天国のロンドンですが、全英オープンの当日券は現金(ポンドのキャッシュ)でのみ支払いが可能です。クレジットカードやデビットカードは受け付けてもらえません。

長い時間待ったのにチケットが買えなかった!とならないよう、かならず現金を用意してから当日券購入の列に並びましょう!

 

場内でピクニックをしている

競技場内には、レストランやカフェなど飲食をできるエリアがあちこちにあり、その中には、持ち込んだものを飲食できるエリアもあります。

大切な試合が開かれるショー・コートのチケットは入手が困難。そのため、場内には試合を中継する大スクリーンが設置されています。スクリーン前にはちょうどいい具合に芝生が広がっているため、そこでピクニックをしながら観戦している人も少なくありません。

時間帯や試合によって、スクリーン前はとても混みあいます。

 

会場内でアルコールが飲める

会場内にはシックなレストランやおしゃれなカフェもあり、ウィンブルドン名物の「イチゴとシャンパン」を手にしている人の姿もたくさん見かけます。

ちょっぴり気取ったイメージの全英オープンでしたが、実は自分のお気に入りのワインやビールを会場内に持ち込んで**、カジュアルに楽しむこともできます!晴れた日は、ピクニックで外飲みしながら屋外スクリーンでのんびり観戦するのも気持ちがいいです。

ちなみに、買ったものであれ持ち込んだものであれ、コートで観戦しながらの飲酒はできません。

**2017年度のルールで認められている持ち込み許容量は、750clのワインボトル1本、または500mlの缶ビール2本相当。詳しくは公式ガイドを参照。

 

会場内でリサイクル・チケットを売っている

ウィンブルドン選手権会場には、有料コートの正規格安チケットを販売しているブースがあります。

実は、これ、誰かのお古となったチケットを売っているリサイクル・システムで、チャリティが目的となっています。

日によって販売数は変わりますが、お値段は5~10ポンド( 700~1400円ほど***)と破格の安さ。見たい試合のチケットが手に入らなかった人は、最後の頼みの綱として覚えておきたい場所です。

***円換算は、20217年6月時点での目安です。

 

後日、ショップの秘密セールがある

ウィンブルドン競技場には、オリジナル・グッズを販売しているお店があり、テニスボールやテニスウェアはもちろん、タオルやマグカップなどの日用品、ジュエリーなど、さまざまなアイテムが売られています。

このショップ、かわいいけれどお値段もいいので、欲しいけれど躊躇してしまうものもあります。

そんなときは、ぜひ、大会決勝戦が終わった直後の水曜日にショップを訪れてみてください。どこにも掲示されていませんが、例年とってもお得な秘密のセールが開かれています。水曜日早朝から Church Road に面した入り口に列ができていて、順番に入れます。

エライ人
現地在住マダムはあまりお話ししてくれないレア情報です。

ちなみに、公式サイト The Wimbledon Shop でも前年度のアイテムをセール価格で販売しています(海外発送有)。

 

以上、ウィンブルドン選手権の会場に行ってで驚いたことでした。

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