生きること

日本からの帰路で驚いたこと

auntmasako / Pixabay (CC0)

新年も明け、松の内も明け、重い腰を上げてようやく日本からヨーロッパに戻ってきました。

さて、今回の帰路の旅は、驚くようなことがたくさんあったので日記にして残したいと思います。

驚くほど子どもがいっぱいの飛行機だった

20年近く飛行機に乗って日本へ里帰りしていますが、小学校低学年~赤ちゃんまでの小さな子供がこんなにたくさん乗っていた飛行機は初めて!

普段は小さな子供がいると優先搭乗させてもらえますが、今回は2歳以下の子連れのみ優先。それも納得のお子様数でした。

その理由は、おそらく、目的地での新学期直前の週末のフライトだったから。

ということで、子供嫌いの方はこのタイミングでは飛行機には乗らない方がよさそうです。逆に言えば、小さな子連れの旅が不安な方は、このタイミングだと同志がいっぱいで心強いかも。

飛行機の隣の方がすごかった

lilien98 / Pixabay (CC0)

子供も多かったけれど大人も負けずに多かったので、飛行機は満席でした。そして、今どきの日系ジャンボとは思えないほど席のピッチが狭くて窮屈でしたが、お隣には恵まれました。

私たち母娘は3人席の窓側から2席。お隣にいらした方の前を通って、たびたび娘を歩かせたりしなければならず申し訳ないと恐縮していたら、旅は道連れと言わんばかりにキャンディーをくださいました。スマートに、さらっと。

そこから色々とお話ししたところ、お仕事でアフリカのある国へインフラを整備しに行かれるところだとか。貧しく治安も良くはない厳しい環境の中、家族と離れて国際協力に従事してらっしゃる使命感や責任感。優しい笑顔のお話しにとても感動しました。

新年早々、人間って素晴らしい、と思った出来事。

段ボール2個もちゃんと着いた

pacco

今回のフライトではスーツケースを1人あたり2個預けることができたので、日本からスーツケース2個と段ボール2個を手荷物としてチェックイン・カウンターで預けました。

娘用のおさがりの洋服、日本語の本、日本食材と重いものをこれでもかと詰め込んだ段ボールでしたが、「 fragile 」の表示をしてもらったことも功を奏したのか、箱にゆがみすらなくきれいにターンテーブルへ出てきました。

カートに大荷物を4つと機内用のスーツケースをモリモリに積んで税関を通りましたが、別に怪しまれることなく(そもそも申告するものもないのだけれど)、サラッと到着ゲートを出ることができました。

タクシーの運転手さんが捕まった

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ゲートを出て、1か月ぶりに主人と再会。予約しておいたタクシーに乗って颯爽と空港を後にする予定だったものの、運転手さんが見当たりません。

主人に聞くと、たった今しがた警察官に連行されたと……。

私の住む国では依然テロ厳重警戒中のため飛行場には機関銃を構えた軍人や警察官がワラワラいるのですが、どうやら私たちを待っていた運転手さんが若いアラブ系フランス人だったために目を付けられたらしく、職質で連行されてしまったのです。

結局1時間ほどして運転手さんは戻ってきて、私たちは予定通り家に送ってもらうことができました。運転手さんは平謝りしていたけれど、ご自分が悪いわけではないし、はっきり言って運転手さんこそ被害者です。

ヨーロッパで肌の色の意味する大きさ、そこにある深い問題を改めて考えさせられました。

 

こうして無事に帰路につき、楽しい里帰りもついに終わり。やっと家族が揃って、遅ればせながら新年の日常生活をスタートさせます。

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