昭和50年辺りに生まれた「ぱんた」です。
楽しい記事やおいしそうな記事でいっぱいのブログを書いている taa. さん( @taablog73 )が、何とも昭和後期の香り溢れる記事を紹介していました。
在りし日のアディダス少年を思いながら一気に読んだら、最後にこんな一言が。
「もしも同年代の女性の方が見ていたらこんな記事を求む!」
というわけで、ほぼ同世代のぱんた、 taa. 先輩に続いて昭和っ子の遊び女性版行ってみたいと思います。
さあ、タイムスリップしますよー。
Contents
交換日記とサイン帳
交換日記は女子のマストアイテム。マンツーマンだけでなく、クラスの女子全員で交換している日記もありました。
でも内容が全く思い出せません……。何を書いていたんだろう?
お絵かき版の交換日記もありました(小6)。お題となるような絵のフレームが毎ページ決まっていて、それに思い思いの趣向を凝らしてアレンジするというもの。笑点みたいです。
サイン帳は男子にも回っていましたが、やっぱり女子主導でした。
クラス替えが近づくと、名前や住所をはじめ、好きな食べ物、好きなスポーツ、おまけに好きな人など一切合切の個人情報をクラス全員に書いてもらうというかなりのお宝アイテムでした。
おニャン子クラブごっこ
誰がどのアイドル役か決まっていて、みんなで真似をしたり、歌ったり、踊ったり。
真似する方も、真似される方も、たまらなく初々しかった。
文房具集め
文房具コレクションは女性のライフワークなんでしょうか。
小学校の頃は、みんな自分の「メイン・キャラ」を決めて、ペン、下敷き、筆箱など、いろいろとコレクション。変わった文房具を探すため、県外のサンリオショップにも遠征しました。
その後、年齢とともに攻めるジャンルは変わりました。
- 小学校:サンリオの珍しいキャラクター
- 中学校:原宿にショップがあるキャラクター(アリスの店によく行った!)
- 高校:ソニープラザの海外キャラ
練り消し
文房具集めとは趣向がちょっと違った練りけし集め。
コレクションをちぎってお互いに交換し合うというよく分からない青春共有作業。
おまじない
怖いでしょー。怖いよー。何やってたんでしょー。
おまじないと言っても、こんなんじゃありません。
ポップでラブリーな恋する乙女のおまじない(もっと怖い)。
伝説の占い雑誌『My Birthday』(実業之日本社)の流行に乗っかったブームです。
天然石を買いに行ったり、金星のマークを枕の下に入れて寝たり、あぁ、世界は平和だった!
不思議パワーの遊び
放課後のピラミッドパワーが一世を風靡しました。
4人の子供が「ピラミッドパワー」と念じて人差し指で1人の子供を持ち上げると、あら不思議、すごく高くに持ち上がっちゃってビックリだよ!という遊び。
缶蹴り、ケードロ、Sケン
この3つは小学校高学年から男女混合で流行った外遊び。よく走りました。
SケンはSの字を変形させたり、島が途中で消滅するルールがあったり、なんだか本気で激しかったです。
『明星』と『月刊バレーボール』
『明星』と言っても与謝野夫婦や啄木などの文芸誌じゃありません。芸能雑誌の方です。
男子がサッカーと野球に興じている間、女子はアイドルとバレーボール選手に夢中でした。
雑誌を学校に持ってくるのは禁止のはずなのに、放課後になると誰かのランドセルからスルスルと出現。大人のアイテムにホレボレしました。
川合俊一ファンが圧倒的に多い中、私が「謙」と下敷きにカリグラフィーをしたためていたのは公然の秘密。
原宿へ行く
私の住んでいた地域では、中学生になった証しとも言うべき通過儀礼でした。
芸能人ショップに行ってブロマイド買って、クレープ食べて、人気ショップの文房具を買うという純粋さ。
自分が親になった今、親はとっても心配だったんだろうなぁ、としみじみ。
不良に憧れさせる文化
『ホットロード』、『ビーバップ・ハイスクール』、『積み木崩し』、『スケバン刑事』など、今思えば不思議なほど不良モノが流行っていました。
私の周りでは、幸せな家庭の子が不良に憧れて和希やハルヤマを真似する、というなんとも平和なブームでした。
夜明けの 蒼い道
赤い テイル ランプ
去ってゆく 細い うしろ姿
もう1度 あの頃の あの子たちに
逢いたい
紡木たく作『ホットロード』より抜粋
もう、たまらないほど昭和情緒あふれまくり。
ハルヤマぁぁ―!
まとめ
他にも、男女混合で遊んだチョロQや透明のけん玉、転校してから出会った未知の遊戯「ゴム飛び」など、思い出のおもちゃや遊びがいっぱいです。
クラスで飼っていたトカゲを壁に這わせて競争したり、木登りしたり、都会っ子なりにワイルドな遊びもしてました。その一方で、ビー玉、おはじき、お手玉など、主に母親と遊んだ風流なインドア・アイテムもたくさんあります。
この世代の子供時代は、世界が楽観主義の真っただ中にある黄金の80年代。幼いころから競争は常に付きまとってきたけれど、世の中に中流階級が多かったこともあり、自分も含めて全体的に子供らしい時間を過ごせた人が多いような気がします。
時代は大きく変わりつつありますが、自分の子供が大きくなった時にこんな幸せな気持ちで子供時代のことを語れる、そんな世界を残してあげたいなぁとつくづく思いました。
ほぼ同世代の遊び、私もまだまだ聞きたいです。女性でも男性でも、 taa. 先輩に続いて「記事ヲ求ム」!
おしまい