文化 料理

何色のチョコが一番美味しいのか? ― チョコレートの色からみる分類

更新日:

congerdesign / Pixabay (CC0)

こんにちは、ぱんた( @reipantaCom )です。

さて、今回の記事は甘ーいお話し。世界中で愛されるチョコレートの種類についてです。

トリュフ、ホワイトチョコ、生チョコ、ジャンドゥーヤ、ウィスキー・ボンボン……。あなたはどんなチョコレートが好きですか?

チョコレートと一口で言っても種類も形もさまざま。国によってチョコレートの名前や規格も色々と変わります。私は、奮発して「高級」ブラック・チョコレートを買ってみたら想像と全然違う味でがっかりした、なんていう失敗もいっぱいあります。

ということで、チョコ大国の集まるヨーロッパ連合の定義を基に、チョコレートの種類についてまとめてみたいと思います。

まずはこちらの記事で、チョコレートの色を基にした分類をご紹介します。

形で分類したチョコレートの種類については、「チョコレートの形でみる分類 ―  どんな形のチョコがある?」の記事でご紹介しています。

これであなたもチョコの達人。チョコレートを選ぶのも食べるのも、ますます楽しくなること間違いなし!です♪

チョコレートの色、イロイロ

チョコレートの基本色は、大雑把に分けるとこげ茶茶色の3つ。

これにヨーロッパの取り決めを照らしてみると、

  • こげ茶 = チョコレート
  • 茶色 = ミルク・チョコレート
  • 白 = ホワイト・チョコレート

と、それぞれの色に3種類のチョコレートを割り当てることができます。

チョコレートの色の違いは原材料によるもの。つまり、チョコの色を見れば、おおまかにある程度の味を予想することができるというわけです。

英語・フランス語・イタリア語での名称も見ながら、3つ色のチョコレートについて見ていきましょう。それぞれのチョコの定義については、ヨーロッパ連合の規定を参照しています(ソース:  EUR-Lex 公式サイト )。

チョコレート(こげ茶のチョコ)

AlexanderStein / Pixabay (CC0)

呼称

chocolate (英)、 chocolat (仏)、  cioccolato (伊)

原材料

カカオカカオパウダーカカオバター)、砂糖

ヨーロッパで「チョコレート」と呼ばれるものには、カカオが35%以上含まれなければなりません。その内、カカオバターは18%以上、カカオパウダーは14%含まれていなければなりません。

ちなみに……

「 high quality 」などの表示をつけて品質の高さを謳っている「チョコレート」の場合は、カカオパウダー(43%以上)とカカオバター(26%以上)の含有率が高くなります。

「チョコレート」はミルク・チョコと別モノ

ヨーロッパの厳密な規定では、「チョコレート」は「ミルク・チョコレート」と異なって乳成分を含みません。その区別を明確にするために、一ブラック・チョコレート、ダーク・チョコレート、プレーン・チョコレートなどと呼ぶことがあります。

呼称: dark chocolate (英)、 black chocolate (英)、 plain chocolate (英)、 chocolat noir (仏)、 chocolat fondant (仏)、cioccolato fondente (伊)など。

苦いチョコレート

カカオの含有率が高い黒っぽいチョコレートの中には、主にお菓子作りや料理に使う苦みの強いビター・チョコレートもあります。カカオ含有率が65~70%くらいを上回ってくると、お砂糖の量が減って苦みがぐっと増してきます。

呼称: bitter chocolate (英)、cooking chocolate (英)、  baking chocolate (英)、 unsweetened chocolate (英)、 chocolat amer (仏)、cioccolato amaro (伊)など。

ミルク・チョコレート(茶色いチョコ)

TanteTati / Pixabay (CC0)

呼称

milk chocolate (英)、 chocolat au lait (仏)、 cioccolato al latte (伊)

原材料

カカオカカオパウダーカカオバター)、砂糖ミルク(または乳製品)

ヨーロッパの「ミルク・チョコレート」には、カカオが25%以上粉乳が14%以上含まれています。内、カカオパウダーは2.5%以上、乳脂肪は3.5%以上、カカオバターと乳脂肪の合計は25%以上含まれています。

カカオを10%以上含めば「ミルク・チョコレート」と表示できるアメリカと比較すると、ヨーロッパのミルク・チョコはかなり味わいが深くなります。

ちなみに……

「 high quality 」などの表示をつけて品質の高さを謳っている「ミルク・チョコレート」の場合は、カカオ(30%以上)、粉乳(18%以上)、乳脂肪(4.5%)の含有率が高くなります。

家庭用ミルク・チョコレート

ヨーロッパには、「家庭用ミルク・チョコレート (family milk chocolate )」と呼ばれる乳成分をより多く含むチョコレートがあります(カカオ20%以上粉乳20%以上含有)。「ミルク・チョコレート」に比べてカカオ成分が少ないため、値段も下がるお手軽なチョコです。

呼称: family milk chocolate (英)、milk chocolate with high milk content (英)、 chocolat de ménage au lait (仏) 、 cioccolato comune al latte (伊)

上記の呼称のように、本来は「ミルク・チョコレート」とは異なる表示をしなければなりませんが、イギリス、アイルランド、マルタの3か国では例外が認められています。「 milk solids: ... % minimum 」と乳脂肪含有率を表示すれば「ミルク・チョコレート( milk chocolate )」のラベルを付けることができるため、ベルギーやスイスのものに比べて、一般的にイギリスのミルク・チョコレートはクリーミーです。

ホワイト・チョコレート(白いチョコ)

caja / Pixabay (CC0)

呼称

white chocolate (英)、 chocolat blanc (仏)、 cioccolato bianco (伊)

原材料

カカオバターミルク(または乳製品)、砂糖

EU圏のホワイト・チョコレートには、カカオバターが20%以上粉乳が14%以上含まれていなければなりません。また、粉乳には3.5%以上の乳脂肪が含まれている必要があります。

原材料から分かるように、ホワイト・チョコレートが白いのはカカオパウダーを含まないから。そのため、チョコ愛好家の中には「ホワイト・チョコなんて、チョコじゃない!」と邪道宣言する人もいますが、欧州連合の規定ではまぎれもなくチョコレートです。

イチゴ風味のピンクや、抹茶風味の緑のチョコは、ホワイト・チョコレートが基本になっています。

おいしいチョコの色は?

以上のように、おいしいチョコの色は人それぞれ、ということになります。色の違いは原材料の違いなので、個人の好みによっておいしいチョコの色も変わります。

簡単にまとめると、

  • カカオの純粋な香りを楽しみたい人には、こげ茶のミルクが入っていないチョコレート。
  • まろやかな風味が好きな人には、茶色のミルク・チョコレート。
  • クリーミーな甘さを求める人には、白いホワイト・チョコレート。

がおススメです。

また、同じような色のチョコレートでも、カカオや砂糖などの原材料の質で味が大きく変わります。チョコレートの価値は、色ではなく原材料のクオリティと製法で決まります。

さあ、今度食べるチョコレートは、何色にしましょうか?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-文化, 料理
-, ,

Copyright© ぱんたれい , 2017 All Rights Reserved.