我が家は幼い子供もいるため気楽な滞在系の旅が多いのですが、先日特別な機会があり、初めて海外で日本のホテル(日系ホテル)を利用しました。
アムステルダムのオークラに泊まったところ、想像以上にいいなと思ったことがたくさんあったので、旅の思い出とともにご紹介したいと思います。
ホテルオークラ アムステルダム
去る5月、我が家はキューケンホフ公園でお花を見るためにオランダに行きました。
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キューケンホフ公園( Keukenhof )で子どもとチューリップ三昧
世界で1番大きい花の公園であり、世界で最 ...
せっかく隣の国まで行くんだから(といっても車で3時間程度)首都くらい見て行こうよ、という流れでアムステルダムに1泊することになりました。
美術館エリアに近い場所で、5つ星のホテルをピックアップ。いつもは泊まらないようなホテルでチェックポイントも今ひとつよくわからないので、トリップアドバイザーなどの口コミを参考にしました。その中で評価もコストパフォーマンスも最高によかったのがホテルオークラ アムステルダムでした。
そして、
という我が家の日本神話信者に半ば押し切られた感じもあり、予約に至りました。
日本からの旅行者がいたので、わざわざ日系ホテルを選ばなくても……と思ったものの、実際は大正解の選択でした。
細やかなサービスが憎すぎる
1つ目のメリットは、当たり前かもしれませんがサービスがとても日本的なところです。とにかく、1を聞いたら10の答えをくれる感じです。痒いところに手が届くというよりも、
と気づかせてくれるようなサービスです。
私が感動したのは、予約した2部屋のうち眺めのよりいい部屋を年配の同行者に勧めてくれたこと。どちらの部屋も同じようなつくりで見える景色もたいして変わらないんですが、そこをわざわざ説明してくれるところに宿泊客を大切にしている気持ちを感じました。
そして、翌朝嬉しかったのは、新聞のサービス。お部屋の前(廊下の床)に転がっているだろうな、と思ったら、専用の袋に入ってそっとドアノブにかけてありました。
この繊細でさりげない心づかい、日本人ならではです。感銘を受けて、袋も新聞も捨てられずに持って帰ってきてしまいました。
ゴージャスなごはんで朝からしあわせ
2つ目のメリットは、おいしい朝ごはんです。ビュッフェ形式で、驚くような珍しいお料理が並ぶわけではありませんが、一つひとつのアイテムにこだわりが感じられます。バラエティ豊かに味と品質のしっかりしたものをたくさんいただきました。
一品一品が美味しい洋食。
見た目もお手軽さも兼ねたジュースとスムージーのコーナー。
はちみつは巣ごとどうぞ。
そして、和食もいただけます。
温泉卵やお魚もありましたが写真におさめる間もなく娘のお腹の中へ。アムステルダムを旅行して、朝から和食を堪能できるとは思いませんでした。
日本語をしゃべってくれる
メリットの3つ目は、日本語。日系なだけにこれまた当たり前かもしれませんが、ホテルには日本語をしゃべれるスタッフが数人いました。フロントデスクはもちろん、朝ご飯を食べるレストランにもいます。早朝から麗しい金髪青年に日本語で話しかけられて、どっきりするやら、うっとりするやら……。
英語などでコミュニケーションが取れる人にとっては、海外での日本語サービスなど特に必要ないと感じるかもしれません。けれど、例えば外国語の苦手な同行者がいる場合などは、やはり日本語で会話ができる機会を持てるというのはとてもありがたく、すばらしいサービスだと思います。
ことばも習慣も知らない国に滞在すると、話しが通じないもどかしさを感じたり、無力感のようなものに襲われたりすることがあります。人生を長く生きてきた年長者はなおさらかもしれません。
そんなとき、日本語で気軽に用事をお願いしたり何かを尋ねたりできる機会があるというのは、自尊心も満足させながら旅を楽しむという意味でとても貴重だと感じました。
まとめ
そんなこんなで、ホテルオークラ アムステルダムでは、贅沢なホテルに泊まったということ以上に大満足の経験をすることができました。旅行者全員にとっていい旅の思い出となったことはいうまでもありません。
ちなみに、オークラにはお客様専用の船着き場があるので、大金持ちのみなさんはぜひ船でも行ってみてください。