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赤ちゃんや子連れの海外旅行が楽になる飛行機サービス

赤ちゃんや幼児連れの旅行には賛否両論ありますが、私の娘は両祖父母から離れた場所で暮らしていることもあり、生後1か月からあまたの旅に駆り出されています。

娘との旅行はすばらしい経験であり心の宝物ですが、幼児や赤ちゃん連れの空の旅はとにかく大変!特に、仕事の都合などで片親だけで赤ちゃんを連れて長時間旅する場合は、かなりの気合が必要です。

だからと言って、子連れの海外旅行はハードルが高いと敬遠してしまうのはもったいない!色々なツールやサービスの力を借りて、ぜひ楽しい旅の思い出を作りましょう。

パパやママを助けてくれるツールやサービスの中で絶対活用したいのが、意外と知られていない各航空会社の用意している子連れ旅行のための無料サポート

娘と数えきれないほど乗った国際線での汗と涙の実体験をもとに、航空会社の提供しているありがたい子連れ旅行サポートサービスをまとめてご紹介したいと思います。

こうしたサポートを利用させてもらうと、子連れの旅が楽になります。

*サポートは航空会社によって多少のばらつきがあります。ここでご紹介するのは、エールフランス航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、JAL、ANA、ロイヤル・エア・モロッコ、アリタリア・イタリア航空、イージージェット、ライアンエアー、ブリュッセル航空の国際線エコノミークラスを利用した私自身の経験がもとになっています(2019年夏までの経験)。

飛行場でのサポート

ベビーカーの貸出し

予約不要

自分のベビーカーを持って海外旅行する場合、そのベビーカーを搭乗口まで使える場合と、空港のチェックインカウンターで預ける場合があります。

後者の場合はぜひベビーカーの貸出サービスを利用しましょう。チェックインカウンターから搭乗口まで利用することができます。

飛行場内は広く、セキュリティーチェック(荷物検査)や出国手続きでは長い列ができている場合もあり、子どもを抱っこしながら移動するのは想像以上に大変。エルゴなどの抱っこ紐があっても、ぜひベビーカーを利用することをおすすめします。

借りる場合は早めにチェックインカウンターに向かい、確実に貸してもらいましょう。ベビーカーの数に限りがあるので、旅行者が多い時期などは注意が必要です。

搭乗口までのサポート

事前予約

ママまたはパパの片親が子どもを連れて飛行機に乗るときに利用できる心強いサービスです。

小さな子どもとモリモリのお世話グッズを抱えて空港内を移動するのは大仕事。そんな時はサポートサービスを利用して、チェックインカウンターから搭乗ゲートまで航空会社スタッフに付き添ってもらいましょう。

娘の場合、日系航空会社では、麗しく優しいスタッフが細やかな心配りをしてくださいました。イギリスの航空会社では、リタイアしたと思われる英国紳士なスタッフが担当してくださいました。こうしたサービスにもお国柄が出るんですね。

サポート依頼が多かったり、空港によってはサービスを受けられない場合もあります。事前にしっかり確認と予約をしておきましょう。

搭乗口からのサポート

事前予約

上記と同じサポートですが、目的地の空港で受けられるサービスです。

到着した飛行機を降りてから到着ゲートまで(現地でお迎えの人が待っている場所まで)スタッフにサポートしてもらえます。つまり、入国審査やスーツケースの受け取りにも付き添ってもらえるというわけです。

こちらもサポート数に限りがあるので、事前にきちんと確認しておくのが安心。

また、空港によっては日本語対応がない場合もありますが、ことばが通じなくてもサポートしてもらった方がダンゼン楽です!

優先搭乗

予約不要

赤ちゃんや幼児連れの家族は優先的に搭乗させてもらえます。航空会社や便によって搭乗できるタイミングや、対象となる子どもの年齢が変わります。

搭乗の際にアナウンスが流れますが、あらかじめ搭乗口のスタッフに声をかけておくと確実です。

子どもがグズるから最後に乗る、という方もいますが、私は優先搭乗派。子連れの旅はとにかく持ち物も多いので、機内が空いているうちに荷物を収納できるメリットはとても大きいです!

 

機内サービス

ベビーベッド

事前予約

2歳以下の子どもは飛行機に席をとらずに乗ることができます。その場合は大人が抱っこすることになりますが、機内には小さな子ども用のベッドを取り付けられる座席があるんです。

子連れ旅行3@ぱんたれい

数は少ないですが、ベビーベッド(バシネット)は利用できると本当にラク。できるだけ早めに申し込みましょう。

航空会社によってベッドの大きさは若干変わってきますが、いずれもサイズは小さめ(長さ80cm程度)で重量制限(10~12㎏ほど)があります。事前に利用が可能か子どもの大きさを確認しておきましょう。私の娘はとにかく大きかったので、ベッドの重量制限が緩い会社を敢えて選んだこともあります。

また、赤ちゃんのためのベッドのほか、バウンサーのようなイスとベッドの中間のようなツールを用意している航空会社もあります。

子連れ旅行4@ぱんたれい

航空会社へ電話予約するのが一般的ですがオンライン購入で直接指定できたこともあります。もし席が埋まってしまって利用できない場合は、単にあきらめるだけでなく「空きが出たらでいいので」と強くお願いしておきましょう!万一空きがでたら優先的に使わせてもらえるなど、頼んでおいて損はありません。

また、荷物が増えるので私は利用したことがありませんが、航空会社によっては自分のチャイルドシートを持ち込んで機内で使用することもできます。その場合は子ども用の座席を予約する必要があり、規定に沿ったチャイルドシートを持ち込む必要があります。

チャイルドミール

事前予約

子どもの月齢や年齢に合わせて、離乳食、ベビーミール、チャイルドミール、アレルギー対応食など、いろいろな特別食が用意されています。予約しないと一般の大人と同じメニューになってしまうので、ぜひ事前にお願いしておきましょう。

子連れ旅行5@ぱんたれい

航空会社によっては、「え、これがチャイルドミール……」と驚くようなメニューのところもありますが、一般的には調理方法や見た目が子ども向けにアレンジされています。

子連れ旅行6@ぱんたれい

特に日本発便の子ども用メニューは見た目もとてもかわいく内容も充実しているので、ぜひ予約しておくことをおススメします。

おもちゃ

予約不要

飛行機が飛んでいる間、キャビンアテンダンドの方が子どもたちの座席を回っておもちゃを下さいます。

旅の思い出にもなる嬉しいサービスです。

航空会社によっては、絵本の貸し出しをしているところもありますが、数に限りがあります。子どもが機内で遊ぶためのおもちゃは基本的に自分で持ち込むことをお勧めします。

荷物収納のサポート

予約不要

赤ちゃんを抱っこして座席上に荷物をいれるのは至難の業。

スリム・ビューティーに力仕事なんて……と臆することなく、プロである客室乗務員さんに声をかけましょう。

ミルクを作る用のお湯

予約不要

粉ミルクは用意されている飛行機もありますが、概して量や種類はかなり限られています。ミルクは子どもが飲み慣れたものを多めに持ち込むのが一番です。

一方、ミルクを作る用のお湯を機内で頂いたり、粉ミルクと哺乳瓶を渡してミルクを作っていただくのはまったく問題ありません。どんどんお願いしましょう。

ミルク用のお湯は、空港でのセキュリティチェックで持ち込み制限されていることが多いので、空の保温ポットを持ち込み、機内で温かいお湯を入れていただくと便利&安心です。

ママやパパのトイレ

予約不要

親が1人で子どもと飛行機に乗る場合、実はトイレに行くのがとても大変です。

子どものおむつ交換がてら自分も用をたすことができますが、機内のトイレはどうしても狭いので、かなりアクロバティックになってしまいます。

そんな時は客室乗務員さんが子どもを見てくださるので、気軽に声をかけましょう。

言うまでもありませんが、乗務員さんが食事配膳などで忙しい時間は外してお願いします。

おむつ

予約不要

国際線で用意されているおむつは少ないので、万一持ち込んだおむつが足りなくなったときの最終手段くらいに考えておきましょう。

旅行は普段と違うことばかりなので、子どもが毎日使うグッズはできるだけ「いつもの」を揃えてあげることも大切。オムツも普段はきなれたものが一番です。

普段使っているオムツをあらかじめ用意して機内に持っていくのが前提と考えておくといいと思います。

ちなみに、機内でのおむつ交換は必ずトイレで。座席でするのは重大なルール違反です。トイレのごみ箱におむつを捨てるときは、ビニール袋に入れて密封する心づかいをお忘れなく。

まとめ

最後に、上記のサポートとサービスを、手配のタイミングでおさらいしましょう。

要事前予約

上から順に、予約を急いだほうがいいものとなります。いずれも航空会社に電話して予約するのが一般的ですが、一部のサービスは航空会社のサイトからも予約できます。

予約不要

空港(チェックイン・カウンター、搭乗口)や機内で直接依頼するサポートとサービスです。予約は不要です。

以上です。

小さな子どもとの旅は大変ですが得るものもたくさんあります。

便利なサポートを活用して、どうぞすてきな空の旅を!

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