ブリュッセル 海外生活

ご利用は計画的に。ヨーロッパの図書館で気を付けたい罪と罰

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ベルギーでは春休みが明け、爽やかに一週間がスタートしました。

と思う間もなく、今朝一番に届いた図書館からの返却督促メールで凍り付いたぱんた( @reipantaCom )です。

ヨーロッパの図書館は、借りていた本の返却が遅れると厳しい罰則があります。

ブリュッセルの公立図書館は罰金です。

ただいまショックからの猛省中。ブログに書いて自戒したいと思います。

悲しみよこんにちは

「図書館司書一同」から届いた今朝のメールです。

Screenshot_2017-04-18

ボンジュール。

下記リストにある貸出アイテムは、数週間前に返却期限が来ています。ご返却をお忘れのようです。

とあって、借りていた本のリストがずらーっと続いています。娘が借りた本を合わせて計16冊……。

背筋が凍りました。

返却日は今週末と信じ込んでいたので、「まさかっ!」と貸出レシートを何度も見直したものの期限は間違いようもなく3月28日。いたずら小人が魔法で書き換えたんでしょうか。もう3週間近く過ぎています……

ぱんた
春休み前から何度も確認していたのに……
エライ人
もしや若年性……

公立図書館の罰金

恥ずかしながら、借りっぱなしの罪の意識よりも大きかったのは、罰金の恐怖です。

ブリュッセルの図書館は、返却期限をオーバーすると罰として遅延料金が発生するんですのよ。

16冊分×数週間の罰金……

パニックになってツイートしたら、女神うーとさん( @utodisney )が心をを落ち着けてくれました。ツイッターって素晴らしい。

落ち着いたところで腹をくくって罰金を計算してみました。

罰則:1冊につき1週間あたり0.25ユーロ + 督促メール1通あたり0.75ユーロ

 ➡ 0.25ユーロ x 16 冊 x 3 週 + 0.75ユーロ x 2通 = 13.5ユーロ

はぁぁぁ、罰金額は1500円弱と家計破たんするような額にはならず、不幸中の幸いでしたよおおぅ。

なぜ私が挙動不審なまでに焦ったかというと、前に住んでいたロンドンの図書館では罰金が毎日課金されていくという無慈悲なペナルティーだったため。ロンドンで同じような返却遅延をしたと仮定して計算してみました。

罰則:1冊につき1日あたり25ペンス。

 ➡ 0.25ポンド x 16冊 x 21日 = 84ポンド

ロンドンでやらかしていたら、日本円で約12,000円の罰金でした!こんな失態をしでかしたら、

Mr. ぱんた
日本人なら腹を切りましょうか

と迫られていたかもしれません。

ヨーロッパの図書館は罰則がある

「常識の異なる人間が混在している」という前提の契約社会だけあって、ヨーロッパの図書館は地方自治体が運営している公立であっても、借りた本を返さないフトドキモノには罰則を設けているのが一般的です。

私が身をもって知っているのは3か国。

返却期限を過ぎた場合の罰則例

  • イギリス: 1冊につき1日あたり25ペンスの罰金
  • ベルギー: 1冊につき1週間当たり0.25ユーロの罰金
  • イタリア: 遅延日数×借りた冊数分にあたる期間の貸出停止

*同じ国でも町や地方自治体など運営母体によって細かい罰則は変わってきます。

イタリアの罰則はあまり厳しくないように感じるかもしれませんが、今回の例をあてはめてみると16冊 x 21日 = 336日。約1年ほど本が借りられないことになります。これが論文やレポートを書いている最中だったら卒業や留年に関わってくる死活問題。むしろ「金を払って解決したい」くらい厳しいペナルティーです。

ベルギーは図書館での貸出自体も有料

ちなみに当初ベルギーに越して来て驚いたのは、公立の図書館でも貸出サービス自体が有料ということ。

イタリアは日本と同じく無料。リベラルな資本主義の都ロンドンでさえ本は無料で借りられたので、とても衝撃を受けました。

今朝の罰金事件をきっかけに、ブリュッセル市内の図書館利用料について調べてみたところ、コミューンと呼ばれる各自治区が運営する50ほどの公立図書館(日本でいうところの区立や市立図書館)は、1か所を除いてすべて有料貸出となっていました。

まとめてみると料金はおおよそ次の通り。

  • 子供(18歳未満): 100円程度を支払ってメンバー登録すれば、その後は貸出無料。
  • 大人: 7~800円程度のパスを買って1年間無料で貸出サービスを利用するか、1冊あたり50円~70円程度の貸出料を払う。

参照ソース: Bibliotheque Publique Centrale pour la Region de Bruxelles-Capital の公式ページ

利用する人が費用の一部を負担することで、本当に借りたい人ができるだけ多くの本を借りられるようになっている制度と言えます。

本は知、知は公の利、と信じていた私には衝撃的な制度。日本の図書館はこのようなシステムにならないで欲しいと思いました。

まとめ

ということで、長々書きましたが、図書館のご利用は計画的に。本を借りるときは私のようにうっかり数週間も延滞することなく、返却期限にくれぐれもお気を付けくださいませ。

日本であれヨーロッパであれ、「みんなの本」を借りるときは責任をもって返さないといけませんね。

きちんと謝って罰金払ってきます!

 

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