先日娘はベルギーに来てから初めてのお誕生日会に出席し、とても楽しい時間を過ごしてきました。
参加者が猛烈にかわいかったのと、「まず子どもありき!」のカジュアルなパーティーが気張らずにとてもよかったのとで、本当によい経験をしました。
そこで、ベルギーで娘が参加してきたお誕生日パーティーについてご紹介をしたいと思います。
ベルギーのお誕生日会
正確な数字もありませんし、地域によって多少の差があると思いますが、娘が通っているベルギーの公立幼稚園では、お誕生日にケーキを持参してクラスでお祝いをしてもらいます。
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ベルギーでは積極的に祝ってもらおう!幼稚園で祝うお誕生日会
ベルギーの幼稚園では、子ども一人ひとりの ...
そのため、園の外で開かれるお誕生日会はそれほど頻繁にはありません(ロンドンよりかなり少ない)。
お誕生日パーティーが開かれる場合は、働いているママが多いこともあり、ほぼ必ずといっていいほど週末に予定されます。
パーティーの招待状が届く
ある日、いつものように幼稚園へお迎えに行くと、娘がいつもの3倍くらい興奮しています。

とバッグから出したのは、幼女垂涎の「アナ雪」のカード。
裏を見ると、手書きでしたためられたお誕生日会へのお誘いでした。お母さんの温かいハートがにじむような招待状です。
お誕生日の主役は、幼稚園で仲良くしてもらっているかわいいクラスメイトでした。
公園でパーティー
招待状を読んでいろいろと驚くことがありましたが、まず私がビックリしたのはパーティー会場。
会場:晴れたら公園、雨なら自宅
招待状より抜粋(和訳:ぱんた)
夏生まれのアドバンテージを最大限に活かして、なんと、普通の公園で開催です。
晴れ間の少ないブリュッセルでは、お天気のいいシーズンになると公園や森でお誕生日会がたくさん開かれます。夏と言っても日陰は涼しく、公園は広い敷地のところが多いので、元気のありあまる子どもたちには願ったり叶ったりの環境です。
お友だちのお誕生日当日も、公園のあちこちでバースデー・パーティーが開かれていました。おしゃれなビュッフェの用意されたパーティーや、参加児童全員が水着で水鉄砲を携えたパーティーなど、年齢もテーマもいろいろです。
パーティーの主催者は、公園の一画に旗や風船でデコレーションをし、ケーキやお菓子やお土産などを持ち込み、簡単なエンターテイナー(子どもたちにフェイス・ペインティングをしたり、遊びの音頭を取ったりする人)を呼んで招待客をもてなしてくれました。
一方の参加者はプレゼントを持参して、楽しい時間を一緒に過ごしてお誕生日を祝います。
ドレスコード
そして面白かったのが、服装の指定があったこと。
ドレスコードは、プリンセス。
お姫さまに仮装して出席するという、4歳児のテンションがもりもり上がるパーティーでした。
ヨーロッパでは何かにつけて子どもが仮装する機会がありますが、お誕生日会も例外ではありません。
当日は、総勢10人のプリンセスが大集結。
ちょっと遅れて到着した娘は、芝生の上を猛ダッシュしてきたプリンセスに囲まれて、キスの嵐にビックリするやら嬉しいやら。呆然とするのも束の間、ロングスカートも何のそので、他の姫たちと風のように去っていきました。
幼児の社交
さらに、もう1つ驚いたことがありました。誕生日会には親が付き添わなくてOKという案内です。
幼児のお誕生日会は親もつきあうものと思っていましたが、ベルギーでは違う場合も多いようです。
親の役割は、公園までのお見送りとお迎えだけ。会場では主催者のお母さんやおばあちゃまがプリンセスたちを見守り、もてなしてくれました。
言うまでもありませんが、親同士の信頼関係がなければちょっと怖くてためらいます。今回のお友だちはよく知っているお母さんだったので躊躇することなく預けられましたが、よく知らないお友だちだったら、ママは公園の木陰に身を潜めて娘をじーっと見守っていたかもしれません。


お誕生日会とはいえ子どもが個人として社交の場に参加するわけで、「個人主義的」な姿勢は現地の教育方針とも通じるものがあります。ベルギーの幼稚園では年長さんから1週間の林間学校があり、子どもたちはかなり早くから親元を離れて過ごす経験をします。


とは言え、お誕生日会のプリンセスたちは、まだまだ幼い年中さん。主催者のママがプリンセス一人ひとりの腕に電話番号を書いて、緊急時対策をぬかりなく講じていました。
海外でも日本でも、お誕生日会は子どものため
当然ながら、プリンセス(子ども)たちはとても楽しいパーティーのひと時を過ごしました。そして、親の立場からは、子どもが幼稚園以外でもお友だちと特別な時間を共有できるのは素晴らしいことだと思いました。
このパーティーがとてもいいなぁと思ったのは、親が気負い過ぎず、子どもたちのことを最優先に考えたお誕生日会であったこと。会の主役である自分の子どものことはもちろん、招待した子どもたちが一緒に楽しめることを考えているところは、当たり前のことかもしれませんが、とても素晴らしいと思いました。
娘は今までに何度となくお誕生日会に参加していますが、過去には今回のパーティーとは真逆に、親のエゴが前面に押し出されたようなお誕生日会もありました。一般家庭の幼稚園児1人を祝う誕生日パーティーなのに、会場に着いたら見知らぬお母さんたち(主催者ご主人の部下の奥さまたち)がボランティアと称してパーティーの給仕をしていた……という背筋が凍るような会もありました。
そんなこんなで、お友だちのバースデー・パーティーがいたくステキだったので、次のお誕生日には、

と娘に約束させられてしまったわけですが、バースデーとなる冬はかなり寒いので公園というわけにはいかなさそうです。