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イギリスのクリスマス・シーズンを代表するお菓子、ミンスパイの魅力に迫る第2弾。ミンスパイの作り方と食べ方についてご紹介します。
ミンスパイの概要や歴史、ミンスパイにまつわる風習については「ミンスパイ mince pie がなくちゃ、イギリスのクリスマスは始まらない!」で紹介しています。
ミンスパイの「正しい」食べ方

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以下にご紹介するのは、イギリスのエチケット・エクスパートのウィリアム・ヘンソン氏のすすめを参考にしたもの。これが絶対というのではなく、1つのスマートな作法ということでご紹介します。
パーティーでは手で食べる
左手にパイ、右手に小さなお皿かナプキンを持っていただきます。
ミンスパイはフィンガーフードとして手で食べてOK。パーティーでは人と握手をする機会が多いので、パイは左手で持ちます。また、ミンスパイはポロポロとこぼれるので、空いた右手で小皿を持ち、細かい屑が床に落ちないよう添えていただきましょう。
テーブルでは手でもフォークでも
アツアツに温めたパイにバターソースやアイスクリームを添えて食べる場合は、フォークやスプーンをつかっていただきます。素手だと熱いしベトベトになってしまうので。
パイは熱くエレガントに
サーブするときは、アルミカップなどの包装をすべて取り除き、裸一貫のミンスパイに粉砂糖を振りかけ、お皿に盛って出します。
冷たいままでも食べる機会が多いものの、やっぱり温めて食べるのが一番。パーティーでは手で持てるくらいの熱さに、テーブルでサーブするときは「これでもか!」というくらいホッカホカに温めて出しましょう。
ミンスパイに合う飲みもの
ミンスパイはスパイスの効いた甘いお菓子なので、合わせるお酒も甘いものがよく合います。また、ミンスパイやソースの中に使われているお酒とも相性抜群です。
- ポート・ワイン
- シェリー・ワイン(甘口)
- マデラ・ワイン(甘口)
- マルサラ・ワイン(甘口)
- ブランデー
- 紅茶
紅茶の場合は、ミルクティがおススメ。ミルクのまろやかさがパイのスパイスとよく合います。
ミンスパイの作り方
イギリス国営テレビ BBC のサイトで紹介している、メアリー・ベリーさんのオレンジを練り込んだミンスパイのレシピです。
動画で使っている細かい数字は、以下の通り。出てくる順に記しています。
材料
- 小麦粉 175g
- バター 75g(冷たいまま、小さめの角切りにしたもの)
- 粉砂糖 25g
- オレンジの皮 1コ分
- タマゴ 1コ
- 出来合のミンスミート(後述参照) 250g
- 刻んだドライ・アプリコット 100g
- マジパン 125g
一部の工程にかかる時間
- 冷蔵庫で寝かせる時間 約10分
- オーブン(180℃)で焼く時間 約15分
メアリー・ベリー女史
イギリスを代表するフード・ライター。イギリス国営テレビ BBC の番組でもおなじみの料理研究家で、著作は75冊以上にも上る。
*メリー女史の本は日本でも手に入ります。興味のある方はメアリ―・ベリーの著書一覧から探せます。
なかなか美味しそうなミンスパイのレシピですが、中に詰めるミンスミートが日本ではなかなか手に入りませんよね。ということで、以下、ミンスミートの作り方です。色々アレンジしてみてくださいね。
ミンスミートの作り方

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手順は簡単ですが、寝かせる期間が長いです。使う2週間前には仕込んでおきましょう。
材料
- 干しブドウ(一般的なレーズンとサルタナ・レーズンのミックス) 175-200 g
- カレンズ(小粒の黒いレーズン) 100 g
- ドライ・クランベリー 100 g
- ミックス・ピール 50 g
- リンゴ(紅玉) 小1/2個
- アーモンド 25-30 g
- 黒砂糖 100 g
- ブランデー(またはラム酒など) 100 cc
- レモンの皮 1/2個
- レモン果汁 1/4 - 1/2個分
- バター 40 - 50g
- シナモン 小さじ1/4
- ミックス・スパイス(クローブやナツメグの入ったもの) 小さじ1/2
作り方
- お酒以外の材料を鍋に入れ、混ぜながら10分ほど炒める。
- 火からおろして完全に冷ます。
- 完全に冷めたら、ブランデーと混ぜる。
- 殺菌消毒した保存ビンに入れる。
- 冷暗所で2週間ほど保存して出来上がり。保存できる期間は半年ほど。
いかがでしたか?今年のクリスマスは、ミンスパイを添えてイギリス風情を加えてみるのも一興です。私もそろそろミンスミートを仕込まないと!
*色々なドライフルーツやスパイスを揃えるのが難しい時は、専門店を利用すると便利です。
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