文化 料理

チョコレートの形でみる分類 ― どんな形のチョコがある?

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chocolat@ぱんたれい

こんにちは、ぱんた( @reipantaCom )です。

さて、今回は形から分類するチョコの種類についてご紹介します。国によってさまざまな分類方法があるので、こちらではチョコレート大国の集まるヨーロッパ連合の定義をもとに種類を分けていきます(参照ソース: EUR-Lex 公式サイト )。

色を基にしたチョコレートの分類については、こちらの記事「何色のチョコが一番美味しいのか? ― チョコレートの色からみる分類」に詳しく載っています♪

板チョコ

moritz320 / Pixabay (CC0)

呼称: chocolate bar (英)、tablette de chocolat (仏)、barretta di cioccolato (伊)、 tavoletta di cioccolato (伊)

基本のチョコレート。お家で食べる普段着のチョコとしてもおなじみです。

お手軽なイメージがありますが、カカオやミルクの含有率でお値段が大きく変わります。パーム油など、カカオバター以外の油脂が含まれないものは良品。

ミルクチョコ、ホワイトチョコ、ナッツ入りなど、種類はさまざま。専門店では、チョコの原産地別、カカオ含有率別など、こだわりの絶品板チョコも作られています。

お菓子作りやお料理のほか、チョコレート・テイスティングにも用いられます。

カカオの含有量と用途

カカオの含有率が高いほどいいチョコか、というと一概にそうは言いきれません。カカオの含有率が65%を超えると砂糖の量がだいぶ減り、苦みが効いてきます。そのまま食べるためのチョコというよりも、お菓子やお料理に使うチョコレートになります。その中でも苦みの比較的少ないチョコ(カカオ含有率70%くらいまでのもの)はチョコレート・テイスティングにも使われます。

一口サイズのチョコレート

ベルギーの老舗ゴディヴァの一口チョコ

呼称: chocolate (英)、 praline (英、仏、伊)、 bonbon de chocolat (仏)、 bouchée de chocolat (仏)、 cioccolatino (伊)、 pralina (伊)など。

一口サイズのチョコには、大きく2つの種類があります。

  • チョコレートだけからできているもの
  • 詰め物(フィリング)とチョコレートからできているもの

詰め物があるチョコレートは、 Filled chocolate (英)、 chocolate with ... filling (英)、 chocolate with ... centre (英)、chocolat fourré (仏)、cioccolato riepieno (伊)などとも呼ばれます。

一口サイズのチョコの中には、

クリーム、バタークリーム、ガナッシュ、プラリネ・ペースト、リキュール、コーヒー、フルーツ入り、ドライフルーツ入り、キャラメル入り、マジパン入り、チョコレート入り(つまり全部チョコレートでできている)……

など、色とりどりのフィリングが詰められています。

ヨーロッパの決まりでは、チョコの中にパン、ケーキ、ビスケット、アイスクリームを詰めると、「チョコレート」とは分類されず、別のお菓子になります。また、中に詰め物があるチョコレートの場合は、総重量の25%以上がチョコレートでなければなりません。

プラリーヌ( Praline )とは……

プラリーヌは一口サイズのチョコのこと。プラリネ( Praliné )と綴りが似ていますが、プラリーヌ( Praline )は別物です。ベルギー・チョコレートを象徴するチョコの1 つで、1912年にベルギーのチョコレート店ノイハウス( Neuhaus )で発明されました。

それでは、いくつかの代表的な一口サイズチョコをご紹介していきましょう!

ジャンドゥイオット

icon icon

呼称: gianduiotto 、 giandujotto (英、仏、伊)

ジャンドゥイャ( gianduja )と呼ばれるチョコを一口サイズにしたもの。ボートを逆さにしたような形で、一般的に金色の包み紙にくるまれています。

19世紀にイタリアのトリノで生まれたジャンドゥイャは、カカオ、砂糖、砕いたヘーゼルナッツなどを原料とするチョコレート。ミルクチョコレート版もダークチョコレート版もカカオやナッツの含有量が細かく規定されています。

イタリアに行ったらぜひお土産にしたいチョコです。

カレ

icon icon ゴディヴァ・カレ icon

呼称: Carré (英、仏、伊)

一口サイズの薄い正方形のチョコ(約30g)。

板チョコと同様、純粋にカカオの味を堪能することができるようになっています。初めて入ってみるチョコレート・ショップがあったら、カレを食べてみるとチョコの品質がよく分かります。

カカオの原産地、カカオの含有量などの異なるチョコが混ざったカレのセットもあり、ワイン・テイスティングならぬチョコレート・ティスティングの主役です。

トリュフ

ベルギーの老舗ゴディバのトリュフ

呼称: truffle (英)、  truffe (仏)、tartufo (伊)

一口サイズの丸いチョコレート。色々な種類があります。キノコのトリュフに似ていることからこの名前がつけられました。

チョコ、ミルク、クリーム、バターなどを混ぜて作ったガナッシュを、チョコレートやカカオパウダーなどでコーティングしたもの。舌の上で溶ける柔らかい食感がたまりません。

良質の板チョコが手に入ったら、美味しい生クリームやブランデーなどを混ぜて手作りトリュフを作るのも楽しいです。

チョコスプレー

トッピングの王様チョコスプレートッピングの王様チョコスプレー

呼称: vermicelli (英、伊)、chocolate flakes (英)、 vermicelle (仏)、chocolat en flocons (仏)、 cioccolato in fiocchi (伊)

小さな粒やフレークのチョコレート。主に、デコレーション用として使います。

1粒がとっても小さいチョコですが、他のチョコレートど同じくヨーロッパではカカオの最低含有量が定められています。

パウダー・チョコレート

ヴァローナのカカオパウダー

粉上のチョコレート。いくつか種類があります。

カカオパウダー

呼称: cococa powder (英)、 cocoa (英)、cacao en poudre (仏)、cacao (仏、伊)、 cacao in polvere (伊)

いわゆる「純ココア」と呼ばれる粉状のカカオ。ヨーロッパでは、カカオバターの含有量が20%を下回ると「低脂肪カカオパウダー」と呼ばれます。

製菓用に使うことが多いです。おいしいカカオパウダーから作る一手間かけたホット・チョコレートはとても美味しいです。

チョコレート・パウダー

呼称: powdered chocolate (英)、 chocolate in powder (英)、 chocolat en poudre (仏)、 Cioccolato in polvere (伊)

カカオパウダーに砂糖が加えられているもの。カカオパウダーの含有率は32%以上。

スウィート・チョコレート・パウダー

呼称: drinking chocolate (英)、 sweetened cocoa (英)、 sweetened cocoa powder (英)、 chocolat de ménage en poudre (仏)、 cacao sucré (仏)、 cacao en poudre sucré (仏)、cioccolato comune in polvere (伊)、 cacao zuccherato (伊)、 cacao zuccherato in polvere (伊)

チョコレート・パウダーの中で、カカオパウダー含有率が25%以上のものは表示が変わります。砂糖が多く含まれ、強い甘みが特徴です。

ドリンク用チョコレート

jill111 / Pixabay (CC0)

呼称: chocolate a la taza 

いわゆる「ココア」と呼ばれる飲料チョコ。「ホット・チョコレート」の名が有名ですが、アイスもあります。

原材料は、カカオ、砂糖、でんぷん質。イギリスなどでは、小さめのマシュマロをトッピングして飲んだりします。

原材料のカカオ含有率が下がり、でんぷん質含有率が上がると、chocolate familiar a la taza の名称に変わります。

 

おいしそうなチョコがいっぱいで何を食べるか迷ってしまいますが、作るもよし、買うもよし、食べるもよし、贈るもよし、いろいろなチョコレートを楽しんでくださいね♪

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