子どもとお出かけ

ソワーニュの森( La Forêt de Soignes )で時の流れをゆるめるブリュッセルの週末

 

ソワーニュの森21@ぱんたれい

ベルギーの首都ブリュッセルは、ヨーロッパの首都。勝手に「都会」なイメージを持っていましたが、実際に住んでみると東京やロンドンなどのメトロポリスに比べて時間の流れは、かなり穏やかです。

そんなブリュッセルの中でも特にゆっくりと時間が流れているのが、町の東南に広がるソワーニュの森( La Forêt de Soignes )と呼ばれる場所。

そう、です。

ツアーなどの旅行ではなかなか回らないスポットですが、木々の生い茂る市民の憩いの場。ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』にも登場する知る人ぞ知る森です。

森は絶好のお散歩コース自然の中をのんびり歩くと、毎日のストレスや慌ただしい用事を忘れ、心身ともにリフレッシュできます。

ということで、今回はブリュッセル郊外にある憩いの場、ソワーニュの森について写真いっぱいでご紹介したいと思います。さあ、一緒に散歩しましょう♪

森というだけあって、スケールが大きい

ソワーニュの森は、ブリュッセルの南東に広がる広大な森。その面積は4,421ヘクタール

広すぎて私にはピンとこないのですが、具体的には

  • 東京ドームの約1000倍
  • バチカンの100倍
  • 代々木公園の80倍
  • セントラルパークの12倍
  • 港区の2倍

くらいの大きさに当たります。

 

四季折々

1年で森が最高に美しい時期は、人によってそれぞれ。季節ごとの美しさを楽しませてくれます。あなたは、どの季節が好きですか?

可憐な野の花。

ソワーニュの森12@ぱんたれい

ソワーニュの森9@ぱんたれい

眩しい新緑。

ソワーニュの森11@ぱんたれい

とはいっても、寒いベルギー。分厚いコートを羽織りつつ、の5月。

ソワーニュの森10@ぱんたれい

黒イチゴ。

ソワーニュの森4@ぱんたれい

緑が濃い。

キレイな赤い実。

ソワーニュの森8@ぱんたれい

「おぼれた子どもたち」という名の恐怖の池……。

ソワーニュの森24@ぱんたれい

でも、実際は子どもがおぼれたわけではないという、何とも人騒がせな命名。

 

赤とんぼ!

ソワーニュの森13@ぱんたれい

野草。

ソワーニュの森14@ぱんたれい

クリ。

ソワーニュの森16@ぱんたれい

ソワーニュの森1@ぱんたれい

キノコ。

ソワーニュの森17@ぱんたれい

寒すぎるので行ってません。

 

森でできること

ソワーニュの森18@ぱんたれい

平民のわが家には馬がいないので、森ではもっぱら散歩とピクニック。自然がいっぱいの空気はすがすがしくて、ただ歩いているだけで心身ともにリフレッシュできます。

子どもには、こんな遊具のある場所も。泥だらけになって遊べます。幼い子連れならば、ベビーカーで森へゴー!

ソワーニュの森19@ぱんたれい

森でみんながしていることは、だいたい次のようなこと。

  • 散歩
  • ジョギング
  • サイクリング
  • ピクニック
  • 乗馬
  • 釣り
  • 植物観察
  • 動物観察
  • 写真撮影
  • お絵かき

本気のかくれんぼや鬼ごっこをしたら、遭難しそうだけど楽しそう。

森で注意すること

私は全然知らなかった森のルール。なるほど!と思ったものをピックアップしました。

キノコをさわらない

ソワーニュの森20@ぱんたれい

森にはキノコがいっぱい。何千種類ものキノコが自生しています。

ソワーニュの森23@ぱんたれい

ソワーニュの森22@ぱんたれい

見たことないけれどおいしそうな色形のキノコもいっぱい。でも、手を出してはいけません。「キノコ狩り禁止!」の看板もあり、厳密にはキノコに触ること自体が禁止されています。

ぱんた
食中毒多発?

と思ったのは食いしん坊の浅知恵だったようで、禁止の理由は毒キノコに触ったり食べたりして被害にあうのを防ぐだけではないようです。むしろ、キノコによってうまく保たれている森の生態系を崩さないように、という目的が大きく、つまり禁止の主な理由は人間でなく森を守るため、ということでした。

お花を摘まない

ソワーニュの森2@ぱんたれい

こちらは「ブリュッセル名物!」と言われながら、実はイギリスや他の欧州諸国でも美しく咲いているブルーベル。

かわいいお花も、森のエコシステムの一部。こちらもキノコと同様、自然のサイクルをむやみに破壊しないよう摘むのは禁止です。

イノシシの赤ちゃんに触らない

ソワーニュの森25@ぱんたれい

イノシシのかわいい赤ちゃんに遭遇することもありますが、

ぱんた
あらあら、迷子のウリボウかしら?

などと近づいてはいけません。

いや、近づきませんよね。とにかく、母イノシシがギラギラ周囲を警戒していて危険なので、かわいくても近づいてはいけません、とのこと。

犬はリードにつなぐ

ソワーニュの森6@ぱんたれい

普段はおとなしい犬も、大自然の中では本能にスイッチが入ります。森にいる保護動物を守るため、犬のリードは外さないのが鉄則!

となっているのですが、ソワーニュの森に行くとかなりの放し飼いワンダーランドになっています。犬が気持ちよさそうに走っている姿が微笑ましい一方、鹿などの保護動物が犬に襲われることが絶えないとのことで、残念でなりません。

基本情報

ソワーニュの森
 La Forêt de Soignes
e-mail :  info@foret-de-soignes.be
tel: 0472 328 506
URL : http://www.foret-de-soignes.be/

アクセス

ソワーニュの森は ブリュッセル南東部に位置し、ブリュッセル首都圏地域、ワロン地方、フランドル地方にまたがっています。

森へのアクセスは各所にあり。ブリュッセル市内から向かう場合は、

  • ルージュ・クロワトル( Rouge-Cloître )
  • ボワフォー駅( Gare de Boitsfort )
  • カンブルの森(La bois de la Cambre )南部

などからアクセスするのが楽です。

 

以上、ソワーニュの森のご紹介でした。

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