こんにちは。ハロウィンの準備をしている中、娘のクローゼットが仮装グッズでいっぱいになっていることに気付きました。
そう、ヨーロッパでは幼い子供が仮装をする機会がたくさんあるんです。純国産の私にとってはカルチャーショックです。
この記事ではヨーロッパの子どもたちのかわいい仮装事情について、みなさんとシェアしたいと思います。*
*この記事にあるヨーロッパは、イギリス、ベルギー、イタリア、フランスを指します。
ヨーロッパの子どもは仮装する機会が多い
ヨーロッパでは小さな子供のコスプレイヤーをよく見るなぁと、学生の頃からうすうす思っていましたが、親になってあらためてビックリ。
そう、ヨーロッパでは、子どもたちが仮装をする機会がいっぱいあるんです。


家に衣装が1着もないとなると、子供がいろいろな行事でかなり寂しい思いをするのは必至。それほど、仮装グッズは子供の生活に密着したアイテムとなっています。
では、どんな機会に仮装をするのでしょうか?順番に見ていきましょう。
ハロウィン
ハロウィンのお祭りは、日本でも年々盛んにお祝いされるようになっています。同じように、ヨーロッパではアメリカから逆輸入されるような形で、「ハロウィン=仮装」という習慣が定着してきています。
具体的な例として、ベルギーではどんなタイミングで子供が仮装するかと言うと、
- 幼稚園が定める仮装で登校する日
- プレイサークルなどのハロウィン・イベント
- 自治体の子供向けハロウィン・イベント
- ハロウィン前1週間ほどの普通の外出
といったシーンがあり、一言でハロウィンといっても何度も仮装をするチャンスがあります。
娘の通う公立幼稚園では、子供たちだけでなく先生たちも仮装の日を楽しんでいました。
小さなプリンセスや、小さなスーパーヒーローに混じって際立っていたのは、先生たち。妖精や魔女といった王道コスプレのほかにも、
- 迷子になった愛馬を探しているジョッキーに扮する先生
- パジャマ姿でぬいぐるみを手にした眠たい子どもを演じる先生
など、姿もさることながら、シナリオまで周到に用意している本気のロールプレイに度肝をぬかれました。
仮装は強制ではなく任意。とはいえ、実際は幼稚園全体が仮装で溢れているので、着ていく衣装がないと子供は寂しいだろうなぁと思います。
カーニバル(謝肉祭)
ヨーロッパでは、もともとハロウィンよりも「仮装の日」とされていたのがカーニバル(謝肉祭)。
カーニバルはキリスト教と強く結びついたお祭りなので、お祝いも子供たちの仮装も、カトリックの影響が強いイタリアなどで特に盛んです。
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娘の幼稚園までの経験をもとにすると、カーニバルの時期に仮装する場面は、ハロウィンと同じく複数あります。
- 幼稚園が定める仮装で登校する日
- プレイサークルなどのイベント
- 自治体の子供向けイベント
- カーニバル前1週間ほどの普通の外出
ベルギーの幼稚園でも、毎年カーニバルが近づくと仮装の登園日が通知されます。ハロウィン同様、その日は園内が大いに賑わうことは言うまでもありません。
お誕生日会
ヨーロッパでお誕生日会に招かれると、幼稚園児であっても「ドレスコード」を指定されることが多々あります。
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「ドレスコード」と言っても、実際はパーティーのテーマのようなもの。女の子の場合はお姫様のコスプレで出席する「プリンセスの集いパーティー」、男の子の場合は「スーパーヒーロー集結パーティー」が鉄板です。
娘の出席したお誕生日会で一番細かい指定だったのは、アナ雪のコスプレ指定。

と戸惑うくらい、寸分違うことなく同じドレスを着たエルザがたくさんいて圧巻でした。そして、エルザに混じってニンジンを鼻にくっつけようと譲らない我が子の姿が、瞼に焼きついて忘れられません。
おうちで
おめかししてお外に着ていくことの多いコスチュームですが、普段の日も大活躍。仮装グッズはお家で遊べる楽しいオモチャになります。
お姫様になっておしとやかにふるまってみたり、ガイコツのマスクをつけてお料理中のママを驚かせてみたり、子供たちが想像の世界で思い切り遊べる優秀アイテムです。
さあ、これ↑は情熱のカルメンなのか、はたまた『特攻野郎Aチーム』のコングなのか?
仮装の力で、ファンタジーはネバーエンディング。
まとめ
以上、ヨーロッパの子ども仮装事情でした。
仮装によって普段とちがう自分を演じるのは、子供にとってファンタジーが膨らむ楽しい遊び。世界のどこでも、かわいい子供たちが楽しい時間を過ごしてほしいと思います。