音楽賛歌のミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』のレビューです。
3歳の娘と鑑賞した母親の視点で解説しています。
基本データ
アメリカで公演されていたミュージカルを映画化したもので、世界的に大ヒットした名作です。
- 原題: The Sound of Music
- 製作: 1965年、アメリカ、2時間54分
- 監督: Robert Wise
- 出演: Julie Andrews, Christopher Plummer, Eleanor Parker他
- 観た言語: 英語(英語字幕付き)、日本語
あらすじ
舞台は第2次世界大戦直前のオーストリア。生命感溢れる若い修道女マリアが、7人の子供の家庭教師を務めるためトラップ海軍大佐の家へやってきます。
裕福ながら誰も幸せではなかったトラップ家の人々は、マリアと音楽で生きる喜びを取り戻していきます。
評価
10/10
- 子供にも安心して見せられる内容の名作映画。
- 愛、希望、生きる喜び、困難に立ち向かう勇気など、子供に教えてあげたいことがテーマ。
- 音楽が多いので子供が飽きずに楽しめる。
- シンプルな英語なので、原語で見ても分かりやすい。
- 英語や日本語で名歌を覚えられる。
見どころはズバリ、歌!
映画『サウンド・オブ・ミュージック』のエッセンスは、タイトル通り音楽。音楽は具体的に歌として映画の主題であり、また、人生、生の喜び、希望、愛のシンボルとしても重要なテーマとして取り上げられています。
見どころは何といっても、映画の至る所にちりばめられた名曲の数々。
祖国やマリアへの愛が溢れるトラップ大佐の『 Edelweiss (エーデルワイス)』
トラップ家の7人の子どもが歌うことを始める『 Do-Re-Mi (ドレミのうた)』
いずれも小学校の音楽で習った歌ですよね。無知な私は民謡的な古い歌だとばかり思っていましたが、実はこの映画の原作となるミュージカルのために作られた曲(作曲リチャード・ロジャース、作詞オスカー・ハマースタイン2世)だったんです。知らなかった。
他にも、
『 My Favorite Things (私のお気に入り)』
『 So Long, Farewell (さようなら、ごきげんよう)』
『 Lonely Goatherd (ひとりぼっちの山羊飼い)』
など、名曲がいっぱいです。
『サウンド・オブ・ミュージック』を観終わって
ジュリー・アンドリュースの素晴らしい声、子供たちが歌う天使のような声の合唱、クリストファー・プランマ―の甘いマスク、エレアノール・パーカーの優雅なマダムっぷりと、映画を観終わってからも心に残る余韻をたっぷり味わえます。
サウンド・オブ・ミュージックを観た日から、我が家も歌が溢れて一段と賑やか。主人の大佐調エーデルワイスは微妙だけれど、それにかぶって歌い出す3歳幼女のヨーデルや「ドレミ」は悶絶かわいいです。
今回我が家は原語で見ましたが、日本語の歌詞を教えてあげるために今度は日本語吹き替え版を見ていたいと思っています。また、シンプルな英語なので、英語の勉強に原語で見るのもおススメです。字幕を付けて一緒に親子で歌うと楽しさ倍増です。