ベルギーに来てから1年足らず、テロですっかり及び腰になっていましたが、この前久しぶりに映画館へ行ってきました。
選んだ映画は『モアナと伝説の海( Moana )』。
娘(4歳)にとっては人生2回目となる劇場での鑑賞。3歳になりたてで観た『カンフー・パンダ3 』が娘の心に大ヒットだっただけに、第2弾が不発となって映画館で騒ぎ出したら……と心配でしたが、完全に杞憂でした。
最先端の技術を駆使した映像、引き込まれるストーリー、楽しい音楽と、大人も子どもも大満足の映画でした。
さあ、いってみましょー。
基本データ
- 原題: Moana
- 製作: 2016年、アメリカ、1時間47分
- 監督: Ron Clements 、 John Musker 、ほか助監督2名
- 出演: Auli'i Cravalho 、 Dwayne Johnson 、 Rachel House 、 Jemaine Clement ほか
あらすじ
古い伝説によれば、ポリネシアの島々は神テフィティのおかげで豊かな自然の恵みに溢れていました。しかし、半神半人のマウイがテフィティの心臓を盗み、テフィティの力は失われてしまいます。
そして現代。モアナはポリネシアの島に住む首長の娘。人々は島を離れることなく幸せに暮らしていますが、モアナは幼いころから海に魅かれ続けています。
ある日、豊かな島の自然に異変が現れ始めます。モアナは海に選ばれた人として、半神マウイを連れてテフィティの心臓を返しに旅立ちます……
見どころ
見どころは、なんといっても濃厚な登場人物と、濃厚な俳優陣(原語)。日本語版だけでなく、字幕版(英語版)でも鑑賞すると何倍も楽しくなります!
ヒロイン「モアナ」
ぷにぷに感がたまらないキュートで勇敢な女の子。ディズニー・プリンセスという枠に縛りたくない、生命感に溢れる女の子です。
原語でモアナの声を担当した声優アウリイ・クラヴァーリョは、実写版モアナかと思うような可憐な16歳の女の子。
その力強い美声は、モアナの精神を映し出すようです。
ちなみに、ヒロインの名前「モアナ」は、国によっては香水の商標として登録されていたりなど諸々の事情があり、「ヴァイアナ( Vaiana )」と変更されて公開されている場所があります(イタリア、フランスなど)。
太っちょのトリック・スター「マウイ」
ユーモアいっぱいで、少し悲しく、とっても強いマウイ。シルキーな髪の毛は羨ましい限り。
原語でマウイの声を担当しているのは、ハワイ出身のドウェイン・ジョンソン。
今やハリウッドで引っ張りだこの俳優ですが、もともとはWWEの名プロレスラー「ロック」様です!
人離れした肉体と強さとさわやかな笑顔が、マウイ役にぴったりです。
ロック時代のジェイソン氏を思いながら、マウイの動きを見たり歌を聞いたりすると、映画が一層楽しくなります。
我が道を行く鶏「ヘイヘイ」
ディズニーアニメの中でも異彩を放つキャラクター。パンチ力抜群のニワトリです。
声の担当は、吹き替えもベテランの俳優アラン・テュディック。『アナと雪の女王』ではウェーゼルトン公爵の声、『ズートピア』では泥棒デュークの声を担当しています。
テュディック氏の熱演を見たら、ますますヘイヘイのファンになること間違いなし。
ソウルフルな「タマトア」
キラキラ大好きのソウルなヤシガニも、際立つキャラクの1つ。
ねっとりするような声や歌を担当しているのは、俳優のジェメイン・クレメント。
彼が吸血鬼役として出演した別映画『What We Do In The Shadows』を思い出すと、タマトアの粘り気が増すこと間違いありません。
注意! 下のビデオはホラー系が苦手な方やお子さんには向きません。コメディですが、念のため。
ロン毛の吸血鬼がクレメント氏。
まとめ。『モアナと伝説の海』の感想
テンポのいいストーリーが、軽快な音楽と一緒に流れるので、ぐいぐい映画の世界に引き込まれます。
濃厚な登場人物の言語の声を担当しているのは、これまた濃厚なキャスト陣。
これを楽しまなくちゃもったいない!ということで、ぜひ字幕版(英語音声)でも視聴することをおススメします。
子どもは外国語で意味が分からないと飽きてしまいますが、4歳くらいであれば日本語吹き替え版を1回観ればストーリーが頭に入るので、その後に英語版で観ると楽しんでご覧になると思います。
9/10
ポイント1マイナスしたのは、マウイとタマトアの戦いがちょっぴり子どもには激しかったため。
気に入った映画を観ると、我が家はそれからしばらく家族全員がシンガー&ダンサーになります。今回の娘が気に入ったのは、マオリ族のハカを思わせるマウイのダンス。毎日気張って踊っています。
将来はこんな結婚式を挙げることになるかもしれないので、パパとママも頑張って練習しようと思います。
おしまい
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