ヨーロッパの食卓 文化

週末のランチに手巻きクレープ|パパごはん

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みなさん、週末はどのように過ごしていますか?おでかけ、ショッピング、小旅行、習い事、スポーツなどいろいろな過ごし方があると思いますが、我が家の大原則は「家族でゆっくりと」。そうは言っても、週末中ずっーと家族そろってのんびりしているのも難しいので、「一緒にゆっくりと過ごす時間」を意識して持てるようにしています。

子育て中は週末だって落ち着かないのも現実ですが、ちょっとだけのんびりできる魔法の時間があります。それは、パパが作る週末のランチタイム。「パパ」と言ってもパトロンじゃありません。子どもの父親、自分の配偶者です。

我が家は夫婦の出身地が遠いので、私にとっては「へぇー」と思う面白いメニューが登場します。簡単なものも多く、まあご一興ということで、ちょこちょことご紹介していきたいと思います。

シリーズ第1弾(!?)となるこの記事では、フランスの国民食(?)クレープを手巻きで食べるパパごはんをご紹介します。手巻き寿司ならぬ手巻きクレープは、子どもも大いに楽しんで食べるメニューなので、小さいお子さんがいる家庭にもおススメです。最後にクレープ生地のレシピも掲載しています。

手巻きクレープの流れ

流れといっても、とてつもなくシンプルです。

1. クレープ生地とトッピングを用意しておく(詳しくは後述をご参考ください)。

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2. テーブルでクレープを焼く。またはあらかじめクレープを焼いておき、1つのお皿に重ねて盛っておく。

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3. クレープを各自のお皿にのせる。

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4. 好きなトッピングをクレープにのせる。

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5. クレープで具を包むようにクルクルっと巻いて食べる。

 

手巻きクレープの良いところ

アクティブなメニュー

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手巻き寿司と同じく、「食べる」という動作のほかに「作る」という動作があるので、幼児もアクティブに楽しめるメニューです。

真剣にトッピングを選んで、小さな手でマキマキする子どもの姿は、本当にかわいいです。

ワンプレート

クレープとトッピングを用意してテーブルに並べるだけで、他におかずなどは必要ありません。

ベーコンなどごはん系の具を入れたクレープから始めて、甘いクレープをしめのデザートにできます。ああ、らくちん(作っているのは自分じゃないけど)。

もちろん、手間をかけたい方は前菜の自家製テリーヌでも、付け合わせのワードルフサラダでも、何品でも作ってください。

 

用意するモノ

フライパンかホットプレート

テーブルの上にホットプレートや、カセットコンロ&フライパンを置いて焼きながら食べると楽しいものの、パパは食事中もクレープ奉行になるので大忙しになります。

人数が多い場合などは、あらかじめクレープを焼いておき、テーブルでは各自巻きながら食べるようにするとゆっくりできます。

当然ながら、小さなお子さんがいる場合はやけどに気を付けてください。

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*コンロ&フライパンがサバイバルな感じなのは気のせいです。オシャレじゃなくても、おいしく作れます。

クレープ生地

レシピは記事末をご参照ください♪

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好きな具材やトッピング

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具はお好みで揃えます。下記は一例なので、取捨選択追加して、好きなものをいくつか用意します。

  • チーズ(とろけるチーズ、細かくおろしたエメンタールやパルミジャーノ、クリームチーズなど)
  • ベーコン(炒めておく)
  • マッシュルーム(薄切りにしてオリーブオイルで炒めておく)
  • たまねぎ(薄切りにしてオリーブオイルで炒めておく)
  • ハム
  • コーン
  • オリーブ
  • トマト
  • サラダ
  • トマトソース
  • ジャム、塗るタイプのチョコレート、ピーナツバターなど
  • 砂糖(粉糖、グラニュー糖、ブラウン・シュガーなど)
  • アイスクリーム、生クリームなど
  • バナナ

エトセトラ、エトセトラ。私は食べられないけど、納豆なんかもいいかも。

好きな飲みもの

ウィークエンドのランチならば、大人は軽いお酒も大いにアリです。週末気分がぐっと上がって、太陽が2倍くらいまぶしく感じられます。ただし、楽しくて飲み過ぎないように注意(自戒)。

シュワシュワの発泡水にレモンを入れるのもおススメです。

  • ジュース、お茶
  • ワイン、ビール、シードルなど

おススメのクレープメニュー

卵&ベーコン

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半熟の目玉焼きをのせた、ラピュタパンならぬ、ラピュタクレープ(ちなみに、こちらは最近衝撃を受けたシゲさんのトッピング付きラピュタパンのレシピ)。

クレープをテーブルで焼いている場合は、卵もテーブルで焼くとエンターテイメント度数が上がります。

卵にベーコンやチーズをのせるとさらにおいしく、ケチャップをかけるとアメリカ味。

チーズミックス

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ピザでいうところのクワトロ・フォルマッジ的に、複数のチーズを合わせるのもおススメ。

とろけるチーズやエメンタールに、パルミジャーノを合わせただけでもおいしいです。焼いているクレープの上でチーズを溶かすのもアリ。チーズの上にコショウをちょっと挽いてあげると、チーズの香りが引き立ちます。

臭いチーズが好きな方は、ゴルゴンゾーラなどを加えても。

クリームチーズ&ジャム

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クリームチーズといえばスモークサーモン!がベーグルでも王道ですが、甘いのもおいしいです。

私が好きなのは、アップルストロープというオランダのリンゴシロップ。オランダに行ったら木靴よりもチューリップよりも買ってみてほしいシロップです。クリームチーズには酸味とフルーツの香りが効いているものが合うので、ゆずのジャムなども合うと思います。

また、マスカルポーネと干しブドウの組み合わせも、かなりいける大人味です。

クレープ生地のレシピ

ということで、やっと生地の作り方です。

材料

大人2人、幼児1人分を目安とした分量です。

  • 強力粉 250~300g 
  • 塩 1つまみ
  • 卵 3コ
  • 牛乳 500 ccくらい
  • バター(焼くときに使います)

性格上かなりざっくりですが、分量をガチガチに考える必要はなく、最終的にクレープ生地がサラサラになるよう牛乳で調整すればおいしくなるようです。

また、そば粉で作ると「あらあら~、オシャレなブルトン風!」になりますが、小さな子どもがいる場合はアレルギーが怖いので小麦の粉を使うのがベターです。

作り方

  1. ボールに小麦粉と塩を入れて、泡立て器でよく混ぜます。
  2. 卵を加えて、さらによく混ぜます。ネバネバしますが、そのままゴー!
  3. よく混ざったら、牛乳をすこしずつ加えて混ぜていき、水に少しとろみがついたくらいのサラサラの生地に調整します(ホットケーキ生地よりかなり水っぽいです)。
  4. ボールに布ふきん(乾いたもの)をかけて、室温で1時間以上休ませます(暑い日は冷蔵庫へ)。

クレープを焼く前時は……

1枚目はかなりの確率でうまく焼けないことが多いです。本番は2枚目から!くらいの気持ちで焼きます。

  1. フライパン(中火~弱火)やホットプレートを温めておきます。
  2. キッチンペーパーなどを使って、フライパンやホットプレートの表面に薄くバターを塗ります。
  3. 生地をお玉などにすくい、少なめの量を均一に薄ーく丸ーく伸ばします。
  4. 表面にぷつぷつが出てきたら、生地の端を菜箸やフライ返しなどで持ち上げて裏返します。
  5. 裏面を1分ほど焼いたらお皿に取ります。

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オリジナルのトッピングを自慢しあったり、ワイワイ食べる手巻きクレープは週末のファミリー・ランチにぴったりです。

あまったクレープでハム、チーズ、サラダなどを巻いておくとパパのお弁当にもなって、次の日もちょっぴり楽ちんです♪

 

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