週末にリエージュの鉱物イベント「 InterMinéral (インターミネラル)」に行ってきました。
ヨーロッパ在住の日本人家庭は、地中海沿岸の町にシーフードを食べに出かけたりと優雅な週末を過ごしたりしますが、わが家は質素に石の週末、ザ・ミネラル・ウィークエンドです。
そんな質実剛健な石のエキスポの様子をシェアしたいと思います。
Contents
リエージュへ
ミネラルフェア InterMinéral が開催されたのは、ベルギー東部にあるリエージュの町。首都ブリュッセルからは電車で1時間ほどとアクセスは楽ちんです。
リエージュはベルギーで5番目に大きいものの、観光地化されていないので色々なサービスに人間味があります。
古い歴史のある町ですが、とても有名なのが近未来な駅舎。「リエージュ」と検索すると腐るほどこの駅の画像が出てきますが、王道なので外せません。さあ、ここにも載せちゃいますよ。
石マニアの集う会場は、町を流れる川沿いの国際展示場。アートな橋を渡って会場に到着です。
インターミネラルは、石がテーマのイベント。リエージュに本部を置く「ベルギー・アマチュア地質学会」が毎年開催しています。
見本市や珍しい鉱物の展示が行われている会場では、いろいろな種類の石にお目にかかれます。
- 天然石
- 化石
- 貴石・宝石
- 石器
- 隕石
広大な会場には、ものすごい数のスタンドが並びます。
各スタンドでは、珍しい石(原石)はもちろんのこと、加工された石のオブジェやアクセサリーを買うことができます。
月や隕石のかけらも売られています。
そして、ベルギだけに、やっぱりビールは欠かせません。
石の特別展示
展示室には、アマチュア地質学会によってコンゴの珍しい石が展示されていました。
和菓子みたい……
まるで着色したかのような鮮やかさ。自然の神秘が宿る石を前に、石マニアでなくてもため息が出ます。
ルナパークと教会
これでもかというほど石を見てからエキスポ会場をあとにすると、ちょうど秋休みと重なる時期だったからか、町には大きな移動遊園地(ルナパーク)が来ていました。
石ばっかり見せられて、楽しいのか楽しくないのか微妙な反応をしていた娘の目に輝きがもどり、高所恐怖症のパパは奮起して巨大観覧者に乗りました。
が、乗ってビックリ。
安全ベルトもない吹きっさらしのシートで、子供も大人もかんたんに落下できる仕様になっています。それこそ石のように上空で固まりました。
そして、脂汗いっぱいに興奮冷めやらぬまま、見学したかった教会へ。
閉まる直前だったので駆け足で見学しました。
日没後の教会には、何とも言えない独特の雰囲気が漂っています。
今度は明るい時間にゆっくりと。石ではなく、リエージュ観光をしに戻ってきましょう。
まとめ
以上、リエージュの石のエキスポ InterMinéral のレビューでした。
ヨーロッパ旅行中にわざわざ石を見に行くことは少ないと思いますが、そのときはキャッシュを片手に、ぜひあなただけの石を見つけてみてください。
おしまい