海外子育てで頭を悩ませるのが、子供の日本語教育。とりわけ、ひらがなをはじめとする文字の習得には、反復学習が効果的ということで、親子で楽しく学べるようにいろいろと試行錯誤しました。
子供が海外で日本語を習得するのに大切なのは、いかに日本語のインプットを増やしてあげられるか。そして、インプットのチャンネルを増やしてあげられるかということ。それゆえ、日本語のインプットの量や種類を増やすためにも、子供の好奇心を引き出すためにも、子供が楽しんで学べるグッズは大きな味方です。
我が家の娘(4歳)はまだ日本で暮らしたことがなく、日本のひらがな遊び&学習ツールは必須アイテム。あれこれ遊んだ中から、娘が特に気に入って使い続けているひらがな学習グッズをご紹介します。
Contents
音声絵本『こえであいうえお』
お友だちに勧められた本で、娘が2歳半ごろから使っているお気に入り。おススメです。
文字を押すとひらがなの音声が出るだけでなく、
- ひらがなの書き方
- 早口言葉
- しりとりゲーム
- 録音機能
など、いろいろと楽しめる知育おもちゃ的な本です。
コンパクトなので、旅行中の車内おもちゃにも適しています。
お風呂ポスター
お風呂で遊べるあいうえおポスター。
娘はお風呂大好き&長風呂なので重宝しています。逆にこのポスターで遊んでお風呂が好きになったというお友だちもいました。
ひらがなの形を認識しはじめた頃(1歳半頃)は、形合わせ的な感じで遊んでいました。文字と音が一致し始めてからは、「あんぱんまんの『あ』」と元気な声を出して楽しんでいます。
使った後にさっとまとめられるのも嬉しい機能。
ひらがな積み木
ベストセラーの大人気つみき。立方体なので、ひらがなとは関係なく積み木として遊ぶこともできます。
つみき1つにつき5面に文字が書かれているので、文字数が豊富。ことば遊びをするときに嬉しいだけでなく、絵と文字を組み合わせたり、クロスワード的なゲームをしたり、かなり楽しめます。
アルファベット版も魅力的です。
ひらがなカード
アンパンマンのひらがなカード。大好きなアンパンマングッズの1つとして、娘は1歳半ごろから遊んでいます。
カードは裏表で使え、裏は行ごとにパズルのようになっています。
読みカードはありませんが、親がテキトウに文章を読み上げればカルタのようにも使えます。
月刊誌『めばえ』
娘が2歳ごろから読んでいる月刊の幼児用雑誌。日本から送ってもらったり、現地の日本語書籍取扱店で購入したりしました。
ひらがながいっぱいの雑誌に触れること自体が大きな利点であるほか、ひらがなをテーマにしたページもあります。楽しみながらひらがなに馴染む、という意味で最高の雑誌。
工作で作った付録で遊べるのも大きな魅力の1つです。
また、飛行機や自動車で旅行する際に新しい雑誌を子どもに与えると、黙々と遊んでくれます。
季刊誌『おけいこブック』
『めばえ』の増刊号となる季刊の幼児雑誌。タイトル通り、学習に力をいれた雑誌で、ひらがな学習も『めばえ』より本格的です。
こちらも2歳ごろから使っています。
DVDがついているので、ビデオを観ながらひらがなの書き順を覚えられたり、歌やイメージと一緒に文字を覚えられたりするのも魅力的です。
こどもちゃれんじ
ベネッセコーポレーションの通信教育「こどもちゃれんじ」 です。
娘は3~4歳児向けの「ほっぷ」から始めましたが、ロンドン在住の日本人家庭では1歳ごろから始めていたお友だちもかなりいました。
各月ごとに送られてくる教材の中には数、形、自然など様々な学習テーマが取り上げられ、ひらがなの習得にも力が入れられています。
ひらがな学習の目玉でもある音声タッチペン は娘のお気に入り。かなり楽しく学んでいます。
ベネッセは海外向けの発送もしていますが、私は実家の両親から定期的に送ってもらっています。
あいうえお ぬりえ
ぬりえと一体化した、ひらがな学習ノート。娘は2歳前からアンパンマンを思う限りの色で塗りつぶし、嬉々として遊んでいました。
幼い頃は文字の形に親しみながらぬりえ、手の機能が発達してきたらひらがなの練習、というように、子供の成長とともに使い分けできます。
書いて消せる ひらがな練習カード
書き順を覚えるのに嬉しいグッズ。カラフルに数字が付されているので、幼児にも書き順が分かりやすいです。1ページに1文字という構成で、達成感を得られやすいのも特徴。
ホワイトボードのように書いて消せるタイプは素材の耐久性が重要。長く使っていますが、このカードは質が良いのでヘタレません。
ちなみに、娘にとっては消す作業もお楽しみの1つです。
ひらがな おけいこノート
鉛筆でひらがなを書く訓練をするのに適した練習帳。娘の手の発達を合わせて、3歳過ぎから使い始めました。
かわいいイラストや、シール、クイズなど工夫が凝らされているので、飽きっぽい娘もモチベーションが長続き。
かず・とけい、まちがいさがし、など、色々なシリーズがあります。
練習用ノート
小学校で使っていた懐かしのノート。
お手本を見ながらドンドンひらがなを書くのに、マスのノートは大活躍。地味ですが、これ以上のひらがな練習用ノートはありません!
大きなマスはもちろん、日本の文具は紙の質もいいので、筆圧コントロールが難しい3歳児にもぴったりです。
以上、いずれも素晴らしいひらがな学習グッズを紹介しました。
子供のやる気や好奇心を育むにはその活用方法も大切です。また、これらのアイテムを活用するだけでなく、ふりかけのパッケージを読ませてみたり、手や体でひらがなの形を作ってみたり、親も楽しみながらたくさんのインスピレーションを与えると、子供の「ひらがなって面白い」につながるような気がします。
おしまい