この記事は、ウィンター・ビールについての記事です。
ウィンター・ビールは、寒くなると飲める季節限定のベルギービール。
と思いがちですが、寒い冬に温かい屋内でいただくビールは、また趣の異なる深い味わいがあります。
今回はそんな冬物ベルギービールの1つ、レフのウィンター・ビールをご紹介したいと思います。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
ウィンター・ビールとは
ベルギーはビール王国。ベルギービールには、たくさんの種類があります。原料や製法などによって、その分類はいろいろ。
-
-
ベルギービールの種類:甘いフルーツから靴下の香りまで
ベルギーはビール王国。生産しているビール ...
ウィンター・ビールは秋から冬にかけて出回る旬のビールのことを指します。
ベルギービールの多くは年間を通して製造・販売されていますが、ウィンター・ビールは名前の通り季節限定のビールです。
夏の暑い日にキンキンに冷えた爽やかなホワイトビールがたまらないように、寒い季節には温かい室内でゆったりと飲めるようなおいしいビールがある、というわけです。
特に、パーティーが増えたり家族が集まったりするクリスマス・シーズンが近づくと、クリスマス・ビールと呼ばれる各ブランド特製のウィンター・ビールが出回ります。
レフのウィンター・ビール
さて、私が買ってきたのは日本でもおなじみの大手レフのウィンター・ビール。
クリスマスを髣髴とさせるような、赤いパッケージ&白い松ぼっくりの絵がラブリーです。
レフのウィンター・ビールは、赤茶色をした伝統的なアビービール。13世紀ごろに修道院で作られ始めたビールのレシピがもとになっています。
レフ ウィンター・ビールの基本データ
- 色:きれいなこげ赤茶色。レフ ブラウンより赤っぽい。
- 味:甘味とコクがありながら、後味はすっきり。口の中がべたつかず爽やかな飲みごこち。
- 香り:スパイス、ドライフルーツ、キャラメルの豊かな香り
- アルコール分: 6.6%
- 原材料: 水、麦芽、コーン、大麦、砂糖、スパイス(オレンジピール、コリアンダーシード)、ホップ
通年販売されているレフ・ブラウンに近い色と味で、苦みが好きでない人にも飲みやすいビールです。
例えるなら、
といった感じです。
寒い季節のビールとは言え5-6℃くらいにしっかりと冷やし、専用のグラスで飲むのが理想です。
専用グラスがない場合は、大きめのワイングラスで代用しましょう。
グラスの口が広いので、ビールの香りをしっかりと楽しむことができます。
アサヒビールが4種類のレフを輸入し、国内の小売店やネットショップで販売しています。
ウィンター・ビールが見つからない場合は、レフ ブラウンがおすすめ。
ウィンター・ビールに味が近いので、おつまみもこのページでご紹介するものが好相性です。
ウィンター・ビールに合わせたいおつまみ
ほかのレフのビールと同様、ウィンター・ビールは食前酒(アペリティフ)としていただくのにぴったり。
簡単で最高の相性なのは、チーズやハム。ビールのほのかな酸味が、チーズやハムの脂肪分とよく馴染んで、それぞれの味を引き立ててくれます。
そして、ちょっと意外なビールのお供におすすめしたいのが、ベルギーお得意のチョコレート。
ウィンター・ビールは独特の甘いキャラメルの香りがあるので、チョコレートとの相性が抜群です。
カカオバターたっぷりのチョコレートは体温で溶けるので、まずはチョコレートを口でゆっくり溶かしてからビールを飲みましょう。
クルミ入りのチョコレートブラウニー、濃厚なガトーショコラなども、ばっちりのマリアージュです。
甘党でない方も、せひお試しあれ。
長い夜にゆっくりと
寒い風が吹く夜に、パチパチと燃える暖炉の横で頬を赤く染めながら、本を片手にゆっくりとグラスを傾ける……
我が家に暖炉はなく、優雅にのんびりとできる時間もなかなか持てないけれど、そんな妄想もふくらむようなビールです。
屋内で過ごす時間の増える季節だからこそ、その時間を楽しむ工夫は大切ですよね。旬なベルギー・ビールは、これからの季節におススメのアイテムです。
寒い季節、どうぞ温かくおいしくお過ごしくださいね。