海外子育てと多文化生活

エッグハントに行ってきたお話‐海外のイースター風景

ベルギーの公園で大規模なエッグハントがあり、子どもと参加してきました。

みなさんと、ヨーロッパの春の風物詩、エッグハントの様子をシェアしたいと思います。

 

自治体企画のエッグハント

エッグハントのイベントは、日本の市や国あたる地方自治体が開催しています。

イースター前日の土曜日に開かれ、対象は2歳から5歳の子ども。参加は無料です

Mr. ぱんた
地方税を払っている甲斐がありました!

と錯覚しそうになりますが、実は住所は関係なく誰でも参加できるという、実に大らかなイベントです。

エッグハントは、名前の通り「卵狩り」。

公園中にまかれたチョコレート型の卵を、子供たちが探すというイベントです。

エッグハント会場となった公園の敷地は、5ヘクタール(東京ドーム以上の広さ)。

そこに撒かれたチョコレートの総重量は、実に600㎏です!

 

エライ人
チョコレート王国の心意気を感じさせます!

 

開園前から長蛇の列

当日、公園のゲートは閉まっています。

イベントがスタートする1時間くらい前になると、ちらほらと人が集まり始めます。子どもたちは、チョコ卵を入れるために、思いおもいのカゴや袋を携えてやってきて、なんともかわいいです。

幼稚園で作ったイカしたお手製バッグを持っていく子もいます。

さて、開園20分くらい前になると、公園前に並ぶ人の列はずいぶん長くなってきます。

各ゲート前にはガードマンが待機していて、時間を持て余している子供たちと歌をうたったり、おまけのチョコ卵を事前にこっそりくれたりします。

親は、万一迷子になった時のために、子供の手にケータイの番号を書いたり準備にぬかりがありません。

このエッグハント、本来は幼い子供が主役のイベントですが、実質的にはタダでチョコレート食べ放題。そのため、公園には子連れだけでなく、いろいろな人が集まってきます。

ぱんた
き、気合入ってますね……

と気圧されるような、大袋を携えてチームを組んでいる「大人連れ」もいたりします。転売するのか、1年分のおやつにするのか。

ヨーロッパの貧富の差が大きいことを、こんなところでも垣間見れてしまいます。

 

さあ、狩りだ!

ガードマンが解錠してゲートが開くと、子供も大人も一斉に走り出します。

芝生の上には、色とりどりの卵がキラキラと輝いています。

いつもは犬のフンが普通に落ちている芝生ですが、そんなこと誰も気にしません

チョコの量もすごいけれど、参加者の数もすごいです。

ベビーカー参加もかなりいました。

わらわら、わらわら、わらわら、わらわら……

そして、公園には、子供たちを楽しませるエンターテイナーがあちこちにいます。

風船で犬を作ってくれたり、

豪快にシャボン玉を作ってくれたりしています。

天気は悪いけど、楽しい!

 

エッグハントの収穫は?

さて、具体的な収穫はどうだったかというと、

  • エッグチョコが40個ほど
  • ムームーと牛の声がするおもちゃが1個

でした。

さすがに5歳なので、親は手を出さずに子供だけがハントした結果です。今年はオープンの瞬間に入園できたので、それがたくさんの卵を見つけられたカギになりました。

Mr. ぱんた
しばらくチョコレートには困らない生活が送れそうです。

 

まとめ

ヨーロッパでは、子供たちのためにエッグハントを開催しているところがたくさんあります。

もし、イースターの期間に海外旅行するのであれば、ぜひ現地でエッグハントに参加してみてください。子供にとっても、大人にとっても、とても楽しい思い出になるはずです。

子供が大人になってからも、一緒に過ごした楽しい時間がキラキラと心に残っているといいなぁと思う、週末の午後でした。

  • B!